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2015年03月31日02:11

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汝の「敵」を愛せるか

「フリーザ様」「DIO」「ドロンジョ様」強キャラが人気?! 友だちになってみたいアニメ・マンガの敵キャラクター
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=121&from=diary&id=3346457 

 そういえば、子供の頃 観ていた マンガやアニメに出てくる登場人物には、必ずと言っていいほど、”いいやつ”と”わるいやつ”という設定があって、さんざん敵対しては、”わるいやつ”は 悪いことしか してなくて、”いいやつ”に懲(こ)らしめられて、「悪は滅んだ」ところで、めでたし、めでたし、な話を、よく見たような気がする。

 子供心に、そんな「敵」と「味方」なんて 単純明快な初期設定が 現実の社会で、あるはずもなく、身近な”子供の人間関係”を見渡しても、相互の力関係や 仲良し関係には、”相関図”があって、誰かの”敵”は、誰かの”味方”で、そうでない人は 最初から、まったくの「無関係」な人で。

 そう考えたら、誰かの「味方」にならなければ、誰かから「敵」と思われる必要もなく、どこからも攻撃されず、実に しがらみがなくて、居心地が良さそうだ と、感じた。

 そんな処世術が身に付いたのも、親の職業が 「敵(かたき)」なんて作ってたら、「商売上がったりの商売人」で、自分も生きていけなくなる職業だから、”らぎよ、ケンカだけは、くれぐれもするな”、と、よく言われ、親の背中を見ていたからだろうか、と思った。

 中には、同じ条件で働いてる筈の、従業員同士の出世争いや 会社内でのポジションを巡って、社内での「敵対関係」を知ったり、売り上げや客の取り合いを巡って競合する、”商売敵(がたき)”なんて関係の、表向きは協調路線を取っている、ややこしい「敵」もあるわけだが、ともかく、そんな大人同士の駆け引きを見て経営術を学んでいると、できるだけ 潰しあいになるような「敵を作らない」世渡りみたいなものが、知らないうちに身についてしまう。

 ライバル関係というのも、面白いもので 下手な身内より、相手の都合や事情に精通しているところもあるので、互いに利害が一致する場合、時には 味方以上の協力関係が生まれたりする。

 完膚なきまでに叩きのめしていたんじゃ お互いのためにならない。

 たとえば、”店じまい”されると こちらも客足が遠のくのを避けるために、その後始末を手伝ったり、商売変えの手打ちに参加することで、共助関係も生まれたり 要するに、狭い場所に共に行き続けていく以上、どうしても協力しなければ立ち行かない場面も多いのだ。

 そう思えば、「敵」なんてものは 突き詰めれば、自分を成長させてくれる存在でもあり、「敵」がいなかったら、今の自分は いなかった なんて、矛盾した感情さへ湧いてくるのだから、愛するも 愛さないも、自分の心の持ちよう一つかもしれない、と感じた。

 どちらかといえば、小学生の頃は”こわもて”で、大の仲良し以上に、オレに びびってそうな子のほうが多かった人間関係なので、転校すると言ったとたん、クラスの全員に、

 「らぎちゃん、おらん(いなく)なるん。いかんといて、いかんといて。」

と、泣いて別れを惜しんでくれた、小学校2年生の春。

 ”オレは、こいつらにとって とくに”敵”と思われていたわけでも なかったのだな。@@”

という思いを実感した。

 今 考えると、”憎まれっ子、世にはばかる”ような生き方を貫く必要もなく、オレはもしかしたら、愛されていたのかな?という、逆説的な信頼関係を 感じさせてくれる、貴重な経験だった。

 そこまで、相手と深く関わる必要もなければ、「敵」だの「味方」だのといった関係は生まれにくいのだろうけど。
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