■台風16号 西日本を中心に大雨の恐れ
(日本気象協会 - 09月22日 14:10)
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昔は、二百十日とか、八十八夜とか、立春の節分日2月3日から起算して
台風の多い時分を予測していた。今時は下手すると温暖化の影響で
6月下旬の梅雨時に台風なんか来ちゃうから、まったく言われなくなった。
アテクシのガキの時分は、二百十日が近づけば、九州の昆虫採集ファンの
少年たちは、妙にそわそわして捕虫網の手入れなんかしたもんだった。
そう、彼らがやって来るのだ。
それは、遥か遠くフィリピン・台湾・先島・南西諸島、石垣島辺りから、
台風の目に乗っかってやってくる。小さな旅人。
「樺斑蝶/カバマダラチョウ」さんである。
【

カバマダラチョウ/樺斑蝶】
彼らマダラチョウ一族は、昆虫界・鱗翅目の中で最強の翅を持っているのである。
有名どころでは、アメリカ大陸のモナーク(皇帝)蝶(オオカバマダラ/大樺斑)さんなんかは
カナダからUSAを跨いでメキシコまで三カ国を越え、遥か5,000kmを旅する
渡り蝶の代表選手である。
【

モナーク蝶/オオカバマダラ/大樺斑蝶】
春には、メキシコ→アメリカ→カナダと三世代をかけて北上し
夏が終わると、一世代だけで5000kmを一気に南下してメキシコまでゆき
そこで、越冬して再びアメリカを目指す。
【メキシコ・ミチョアカン村で越冬中のモナーク蝶】
越冬世代は、再北上してアメリカ。テキサス辺りに再入国を果たすと安心したように
交尾して、産卵して長い一生を終える。
それまでは、皆さん童貞と処女の清い体で、不埒な考えは一切考えないw
その後の世代は、パコパコを繰り返して、世代交代しながらカナダまで北上する。
ナゼその越冬世代だけ、ストイックに生殖を忘れてまで一代で大旅行するのか
未だに解明されていない。一寸の虫にも五分の魂。まるで自分たちは交尾をすると
死ぬる定めとあたかも理解してるかの様でもある。
【北上を開始する前のモナーク蝶】
さて、我が国、本邦にもモナーク蝶ほどのことはなくてもグラン・ツーリスモ蝶は存在する。
冒頭にご紹介した「カバマダラチョウ」さんと「アサギマダラ蝶」さんである。
カバマダラ蝶さんは、主に台湾・沖縄石垣島から九州〜関西まで旅をする。
その距離、約1500km。
モナーク蝶さんの弟分でアジア亜種である。
【

スジグロカバマダラ/筋黒樺斑蝶】
そして、そのお友達である「スジグロ・カバマダラ蝶」さんは、フィリピンや台湾から
お越しやすw その移動距離も約2,000km。
彼らは、驚かすと、一気に100mも垂直上昇出来る飛翔能力を持っている。
昆虫ファンの常識として捕虫網を一回でも振るとワンストライク
すなわちスリーアウトチェンヂなのであるw
だもんで、彼らはその飛翔力で、上空100mまで昇り、そこからさらに
上昇気流に乗り、スパイラル状に上昇し、高度3000mまで達することが出来る。
そのように、してるうちに台風の目に捕らわれて、気圧の壁に阻まれ
途中下車できずに、日本本土まで旅行するのだといわれているが、
ほんとのことはまだ分かっていない。
飛行機から観測された唯一の昆虫である。
アメリカでは大群となるのでレーダーで観測される。
そんな昆虫は、アフリカの飛蝗とモナーク蝶だけである。
しかも、鳥も彼らを食べない。ナゼなら彼らは「毒蝶」で体内にアルカロイド系の
毒素を溜め込んでいて鳥さんが食べると一発でシビれてOUTである。
彼らが皇帝蝶と云われる所以である。
【

浅葱斑蝶/アサギマダラチョウ】
そして、我等が国産代表選手としては、「浅葱斑蝶/アサギマダラチョウ」さんがいる。
とっても綺麗で優美な蝶でね。国蝶オオムラサキと決勝まで争ったこともある
ベッピンさんの蝶子さんであるw
我々、昆虫マニアの間では、国内旅行する渡り蝶だとは、知られていたが、
このほど、和歌山で確認されたアサギマダラが中国大陸で発見された。
その移動距離は、なんと2、500Km!
オオカバマダラ・モナーク蝶に次ぐ堂々世界に第二位にランクされた。
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