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2013年05月18日23:37

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【旅行記】2013.4〜5: チュニジア―タタウィン・ドゥーズ―

星の降る小高い丘まで今すぐに君を連れていく

                    
Fool on the planet/TM NETWORK



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ケロアンから南チュニジアの交通の要所ガベスでルアージュを乗り換え、タタウィンに到着したのは午後2時過ぎだったと思う。ガベスはリビアとの国境に近い町、トリポリ(リビアの首都)の方向を指す道路表示も見かけた。
タタウィンの周辺にはクサールと呼ばれる昔ながらの村が沢山残っていて、観光名所となっている。それらに行くには乗り合いのミニバンが一番安い方法だが、これが午後だとほとんど無いらしく、通行人に尋ねても「もう今日は終わった」という者がいたり「17時にある」という者がいたり、はっきりしない。やはりタクシーチャーターしかないか…仕方ないが、想定内だ。 とりあえずガイドブックに載ってるホテルに行って、チャーター料を聞いてみる。3つのクサールを周って70Dだという。高い…クサールは2つでいいと言っても、60Dにしか下がらなかった。高いので保留にして、街角に止まっていたタクシーと交渉。かなり粘って2つのクサールで40Dで交渉成立した。

先ずはクサール・ウレド・スルタン。
フォト
STARWARSのロケ地でもある。ちなみに「STAR WARS episode 1」は、ここの他にもチュニジア南部各地にロケ地があって、後にも1つ訪れた。(ワタクシ、確か「episode 1」はシリーズの中で唯一見た事があったような気がするが、内容はもう忘れたw)。
ここは日干し煉瓦作りの高層の倉庫が有名。現在は使われていないので、梯子で昇って中を見学できたりする。映画のロケに使われたと聞くと、どこか宇宙的な感じさえする。
クサール・ウレド・スルタンから更に走って30分、ドゥイレットに到着。今夜はここにあるホテルに泊まる。私がドゥイレットに到着すると同時に、フランス人観光客の団体も到着した。ホテルのフロントには簡単な英語を話す女性がいたが、明らかにチュニジア人ではない。一通り手続きを済ませた後に話を聞いてみたら、彼女はフランス人でフランスに住んでいるが、夫がこのホテルのオーナーの友人で、休暇を利用して家族で滞在している。ついでにホテルも手伝っているとの事。従業員は誰も英語を話さなかったので、彼女がいてくれて助かった。このホテルはクサールを改装したもの、所々に伝統的なベルベルの装飾が見られ、とても素敵だ。私の部屋も昔の機織り機の様な物や、アンティーク家具が置かれている。
フォト
荷物を置いて、ドゥイレットを歩く。ドゥイレットは小高い山の麓に作られたベルベル人の村。但しその大半は廃虚で、現在はこのホテルと一家族が住んでいるのみ。山肌にへばりつく様に、今は廃虚となった家々が佇んでいる。ほとんどの家は崩れていて、原型を留めていない家もあった。先程のフランス人団体は部屋で休んでいるのか、観光客も全くいなく、少し不気味な感じさえした。廃虚をさ迷ったり、従業員に鍵を開けて貰いってホテルの隣にある小さなモスクを見学したりして、夕暮れまで過ごした。 夕食は炒飯の様な米料理とブリック、そしてデザートにチュニジアの伝統菓子・マクラウド。このマクラウド、日本のあんドーナツに似たお菓子だ、甘くて美味しい。
夕食後、私がホテルのテラスで空を見上げていると、従業員が手招きする。誘われるまま、ホテルの明かりが全く届かないエリアに行くと…


その瞬間、夜空が一変した。


強く瞬く星の間に、無数の小さく弱く瞬く星がぎっしり…。
こんな沢山の星空を見るのは初めてだ。時を忘れて暫し見とれた。

今夜はフランス人の団体が泊まっているので、特別にベルベル人の伝統的な踊りと音楽のパフォーマンスがあるという。食堂に戻ると、既に宴は始まっていて、太鼓や笛を演奏しながら、民族衣装を着た男達が踊り狂っていた。その内に誘われるがまま宿泊客もその輪に加わり、一緒に踊る。(しかしフランス人の若い女の子はなんで皆、スタイルが良くてかわいいのだ…?)
これが一段落して、テラスで休んでいると、宿泊客のフランス人女性が話しかけてきた。彼女の名前はイザベル、団体客の一人ではなく、家族と共にこのホテルにもう1週間も滞在している。(こんな何も無い所に1週間も…本当に欧米人のリゾートの感覚は理解不能)。
フランス語と英語を混ぜて色々と会話している内に、震災の話・福島の話になった。日本人と話す機会があったら是非聞いて見たかったという。私は震災が起きた時に自分がどうしていたか、その後の津波や原発事故の事をどう思っているか、自分や友人の体験を織り交ぜて語った。上手く伝わっていたらいいが…。
翌朝、イザベルが義母とタタウィンに買い出しに行くので、タタウィンまで乗せて行ってくれる事になった。彼女の一家は2週間、運転手付の車をチャーターしているのだ。どうやってタタウィンまで戻るか悩んでいたので、大変有難い申し出である。しかしこの義母、71歳のカワイイおばあちゃんなのだが、かなり英語が上手かった。アルジェリアの人質事件の事なんかもちゃんと把握していて、ただのフランスのおばあちゃんじゃないという印象。
イザベルと義母にお礼を言って、ルアージュ乗り場で別れた。彼女には近々、和柄のポストカードでも送ろうと思う。

ルアージュでドゥーズへ。チュニジア南部の移動は少しややっこしく、再び昨日乗り換えたガベスに戻って、また乗り換えでドゥーズ行きに乗らなくてはならない。そのせいでかなり時間がかかり、ドゥーズに到着したのは午後3時過ぎだった。
宿に荷物をおいて、ブラブラと砂漠の方を目指す。地図で見るより遠そうなので、途中からタクシーを拾った。タクシーを降りると、一人の青年が話しかけてきた。最初は物売りかと思ったが、特に何かを売り付ける様子も無く、私が砂漠やオアシスのナツメヤシ林をウロウロしたり、ラクダを見たりするのに付いて来て案内までしてくれる。終いには私が街に戻りたいと言うと、タクシーを呼んでくれた。彼も一緒に乗り込んだが、タクシー代以外最後までお金を要求する事は無かった。話している内にわかったのだが、彼はどうも今の貧乏な暮らしから脱却する為に外国人と結婚したいらしい。私が「結婚してる(ウソ)」と言うと、とても残念がっていた。こういう「勝手に付いてくる」パターンは圧倒的に最後に物を売り付けられるか案内料を請求される事が多い為、彼の事を疑って素気ない態度を取ってしまった。ちょっと申し訳なかったと思う。
宿に戻って暫し昼寝をし、明日の砂漠行きを相談しようかとフロントを通りがかったら、アジア人の男性2人と従業員が話しをしている。 彼らは日本人だった。チュニジア4日目にして、やっと日本人に巡りあった。正直、もしかして今回は最後まで会わないかも、でもそれはそれでいいかもな…なんて思っていた。
TさんとMさんは一人旅だが、この宿で偶然に会ったらしい。半ば強引に明日からの砂漠(クサール・ギレン)のツアーに一緒に行って貰う事にした。3人でシェアした方が安く済むのだ。
3人で夕食。クスクスとチュニジアンサラダ(ツナ入りのサラダ)、ブリックをシェア。旅話に花を咲かせた。

旅自体も楽しいが、旅先で会った旅人とその国の料理を囲んで旅話をする、こういう一時がとても好きだ。

【3日目】
宿(Gite Douiret):50D(ディナー込)
ルアージュ:18D
ランチ:4D
タクシー:42D

合計:114D(7182円)

【4日目】
宿(Hotel 20 Mars):20D
ルアージュ:16D
ランチ:1D(ポテチ)
ディナー:9D
水・コーヒー:2D
タクシー:4D

合計:52D(合計:3276円)








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