亀岡の事件は、あまりにも酷い。心情的には、殺人罪を適用してもいいぐらいだと思う。でも、冷静になって法律の条文を読むと、やはり危険運転致死罪の適用は、現状では難しそうだ。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2035906&media_id=4
無免許である点を除けば、夜通し運転して疲れて、うっかり眠ってしまったところ、たまたま子どものいる列に突っ込んでしまったということだから、これは、仕事で夜間に運転しているプロドライバーとか(もちろん、一般のドライバーでも)には、普通にあり得ることで、これを「危険運転」として罰するのは酷な話だろう。
そもそも、自動車の運転は危険なものだから、公安委員会が最低限の運転技能をあると認めた者に限って運転を許すのが免許制度である。それを無視し、お墨付きがないのに運転する行為に対し、罰が軽すぎるのではないか。それこそ、「無免許運転罪」でも設けて、罪を加重すれば、無免許で車を乗り回すアホも減るのではなかろうか。
確かに、運転技能が十分ある無免許の者と、免許はあっても長年ペーパードライバーで、まともに運転できない者とでどちらが危険かと言われたら、明らかに後者だ。でも、運転技能の巧拙の判定には主観があっても、法律を守っている(免許がある)かどうかの判定は、明らかである。無免許運転は、それ自体が違法行為であり、違法行為の結果に起きた事故は、単なる過失より重罰にすべきである。今の法律では、無免許運転に甘すぎるのだ。
これは、自戒も込めてのことだが、車の運転とは、極端に言うと、人殺しの凶器を振り回しているようなものだ。制御できているうちはいいが、ちょっと油断すると、自分も人殺しになってしまう。あまりに日常的な行為だから忘れがちだが、とても危険な行為なのである。
ついでに言えば、一度事故が起きたときの被害の大きさから、原発の危険はことさら強調されがちだが、死んだり体に重大な支障が生じる確率論だけで言えば、原発より車の方が相当危険である。それに加えて、自分が加害者になる確率も少なくない。そう言う意味では、原発より自動車の方が余程危険であるとの自覚も必要であろう。
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