●とある飛空士への追憶 (2011 日)
宍戸淳 監督
神木隆之介
竹富聖花
富澤たけし
小野大輔
◆物語(gooより転載)
中央海と呼ばれる海を挟んで、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の両国では、絶えず激しい戦いを繰り広げていた。ある日、レヴァーム皇国の飛空士シャルルはある重大な任務を任される。次期皇妃ファナを水上偵察機の後部座席に乗せ、婚約者のカルロ皇子の元へ送り届ける極秘計画だった。遂に、シャルルとファナの二人で敵の領域を突破する12,000kmの旅が始まる。それは同時に身分違いの恋の始まりでもあった……。
◆黒感想。
0.予告編の感想。
へー。いまどき飛行機モノだよ。それも、いかにも宮崎がやりそうな水上プロペラ機モノ。大丈夫かいな。ああ、サマーウォーズと似たような布陣でやるのか。原作はベストセラーだそうだし、ちょっと期待しちゃおうかな。
1.本編をみての感想。
先に結論言っちゃうと、久しぶりの「金返せ映画」でした。
でも、事前の情報から危惧していた部分ではないところで「金返せ」なんだよな。いや、ちょっと意外。
何を危惧してたかってぇと、原作付きを「絵」で再現できるかってあたりだ。小説では「絶世の美人」って一言で書けちゃうキャラクターも、映画にするなら「絵」にしなきゃいけない。「絵にも描けない美しさ」を描かなきゃいけない。んが、ほー。お姫様、かわいいじゃないか。皇子がめろめろになっても不思議じゃないくらいに見えるぞ。物語後半になると、ほんのりと色気も出てきたりして。こいつはいいじゃないか。
もひとつの危惧は、やっぱりいたよ。話題作りのために送り込まれた芸人、サンドイッチマン富沢。それもけっこう重要な役どころ。な、こういう役にどうして演技の素人を使うんだよ…と思ってたら。あら、意外。なかなかハマってるじゃないですか。エンドロールを見るまで、本物の声優さんだと思ってたぞ。
ということで、危惧してた二つのポイントは、見事にクリヤーしてるわけだ。でも、だ。
ああ、なんだその脚本は。
「国家の存亡をかけた機密作戦」なのに、町の酒場でべらべらしゃべって、おまけに「秘密のパイロット」の壮行会までやっちゃってる。馬鹿か。何もわざわざそこでそんな場面を入れなくてもいいのに。おかげで、物語後半で「暗号が漏れてるのかも」とか言い出す主人公がマヌケにしか見えない。他にも、「あのキャラクターは絶対このせりふを言うな…ほら言った。」って展開が多すぎる。姫様の行動もお約束すぎるし、逆に重大な決意をする(アレを切る)場面は「いつのまにか」終わっちゃってるし。
むう。絵が可愛らしくて、役者がどんだけ上手でも、話がコレでは…。
台詞はもっと少なくていい。背景を全部語らせなくったっていい。空中戦艦とか、海を二つに分ける大瀑布とか、絵になる描写がたくさんあるんだから、もっと「絵」で魅せるよな話にできんかったものかな。
ああ、主人公の子供時代のお庭でのエピソードがお約束過ぎるのも気になったな。てか、まあ、話自体、お約束の塊のようなもんだけど
2.役者について。
神木くんは、まあこんなもんでしょう。コンスタントに続けてれば、そのうちちゃんと吹き替えができるようになる。お姫様役は…惜しいな。前半の棒読みと後半のはしゃぎっぷりが、微妙に物語りに合ってない。演技の勉強はしたんだろうけど、ここらあたりがモデルの限界か。まぁ、映画作るのにもお金かかるしな。何でもかんでも監督が気に入るキャストで作れるわけじゃないんだろう。
でも、DVD化の時は、プロの声優さんを使って(ついでにダメダメな脚本に一部手を入れて)、録音しなおして欲しい、と暴言を吐いてみたりする。
3.誰におすすめ?
飛行機に詳しい人が、突っ込みをいれるトレーニングのために見るのなら…。
◆重箱の隅。
てか。原作ほんとにベストセラーなのか? この話のどこをどうひねくると、「ベストセラー」ができるんだ?
神木くんつながりで…
『11人もいる!』会見で、広末らキャスト達がカレーで記者をおもてなし!
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1780625&media_id=124
タイトルがベタだなあ。でも「11人いる」っていつの作品だっけ。ガチで知らないスタッフとかもいるかもだ。
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