猫に話しかけるのって変ですか?
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(注意:悲しくなる話なので、そういうのが嫌な人は読まないように。)
犬も猫も相当長い間飼ってないな。
犬は小学校5年生から28歳になるまでの16年ちょい、ずっと実家で飼っていた。
名前は 『純(ジュン)』。
生粋の柴犬だったので純血の純だ。命名は私だ。
小学5年生にしては、いいネーミングじゃないか。笑
26歳から30歳くらいまでは、メンズ(サパー)を経営していて、従業員に、ジュンと言う名前のヤツが2人いたので、区別するために、『イヌジュン』 と呼んでいた。
ちなみに、従業員は、イリジュンとウサジュンと呼んで区別化していた。笑
私は15歳くらいから不良してロクに家に帰らず、17歳の時、高校中退になって単身で東京に行き19歳まで東京生活。19歳から21歳まで京都で暮らし、21歳から24歳くらいまでの3年間は久しぶりに実家で暮らした。
しかし25歳からは32歳までは、高知市内にマンションを借りたので、高知県にはいたが実家には住んでいない。
だから、イヌジュンは16年間生きたけど、実質、7年間+盆正月くらいしか一緒にいてない。
でも私のスーパー変動期を一緒に過ごしたと言える。
小学校5年生は、何も考えてないガキで、小学6年生は受験で死ぬほど勉強させられて、無事に土佐中学に入学して、中3あたりから不良っぽくなって、かなりスサんで、喧嘩とか問題ばかり起こして、高校退学になって、東京にいって、京都にいって、国家整備士の資格とって、就職して部長と社長と大喧嘩してやめて、自分でメンズ(サパー)作って。
そこまでの人生を一緒に生きてきた。
やっぱり、かなりしゃべりかけたと思う。
不良をして、みんなが偏見でしか私を見なくても、ジュンは犬だから、匂いとかそういうのでしか私を判断しない。だから私はどんなにヤンキーでもジュンからすれば、かわらない、飼い主で家族の長男だった。それがうれしかった。
だから、本当は、こういう風に人と接する事ができる事がいいなと思う。
人間は色んな知能があって、それが偏見をつくる。
偏見というのは今までの経験上で、自分を守るためにできるのだと思う。
殴られたくない、傷つけられたくない、とかそういう経験からの自己防衛だ。
これを痛感したのは、最近の東京の高校生とか若い子の動きだ。
都心ではあまり不良はいない。いても、そんなに通りすがりの人に被害を加える事はない。
やくざだってあまりうろついていない。かりにやくざでも、はっきりとやくざだと見てわかる人は日常生活であまり見かけない。
だからだろうが、コワモテの人を見ても最近の若い子はあまり警戒しない。
苛められたり怖い目にあった経験がないから、ある意味で偏見がないと言える。
いい事であるのか、悪い事であるのかは判断できないが、平和ボケってやつの一種だとしか思えない。
話がそれてしまったので戻そう。
そんなイヌジュンも老衰には勝てなかった。
白内障になり目が見えなくなって、足腰は弱って歩いてもすぐコケるようになった。
もう見るのもかわいそうなくらいだった。
さらには寝たきりになった。
母と暮らしていたのだが、どんなに話しかけてもベットに寝たままで、目しか動かない状態だったらしい。
母は私にはそんな話をしなかったので、寝たきりになっているのを知らなかったのだが、ある日、母の家に行って、用事をして、そのまま仕事にいった。
その日、母が家に帰ると、イヌジュンは寝たきりのベッドから這い出して、玄関で寝ていたらしい。
びっくりして、ベッドまで抱えて連れていったらしい。
歩けないほどに衰弱していたのに、這って玄関まで移動してきたのは、私に会いたかったからに違いない。
その夜、イヌジュンは亡くなった。
母は亡骸を見たくないといってダンボールに入れたままで泣いていたので、私がペット用の火葬場に連れていった。
一応簡易の墓は作ったが、お参りする人がいなくなって、墓が荒れるのは余計かわいそうだと母が言ったので、本当の墓は作らなかった。私もいつもロクに高知にいないので反論も出来なかった。
私はどっちかというと犬好きだが、18歳から19歳までの1回だけ猫を飼った事がある。
これは当時付き合っていた彼女が無理に連れてきた猫だった訳だが、すごく頭のいい猫で、私以外にはあまりナツかなかった。
この猫には 『レミー』 という名前をつけた。
ご想像通り、好きなブランデーの名前だ。
話しかけると、分かっているかどうかはさておき、うんうん、といって頭を縦にふった。
家に帰ると、飛んでドアまで迎えにきた。
これが彼女だとか、友達だと、そんなにダッシュしなかったし、下手すればお迎えもしなかった。
だから、すごくかわいかったのだが、まだ小さい内に死んだ。
夜中に急に吐いたので、獣医を5件以上シャッターやドアを叩いて無理に起こした。
でもどこに行っても、もう手遅れだと言われた。
猫エイズとかで、治らないらしい。
電球で暖かくして毛布に包まって、安静にさせた。
私は、悲しくてずっと泣いていた。
声を出せないほど衰弱していたレミーが
朝方、急にニャーニャーと鳴き、ダンボールから這い出てきた。
そしてノドをグルグルと鳴らして、私のヒザの上に乗ってきた。
数分間はそうしていたが、グルグルという声が聞こえなくなった。
生後まだ1年経ってない、レミーはその一生を終えた。
犬や猫は、難しい事は分からないが、単純な事は分かる。
繰り返し使う言葉は覚えていると思う。
難しい言葉は理解できないけど、それを言った飼い主の感情を読み取るのは人間より上手かも知れない。
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