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2007年12月11日02:56

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七夜連続小説��

前夜のあらまし…

大家が逃亡し、今月中に家を出て行かなければならなくなった。さてどうするのだろうか!?


☆ 七夜連続小説  <第二夜>

「家賃の残りは返すから12月いっぱいで出て行ってほしい。」と大家のセキュリティーに言われたので、急遽、新しい家を探す事にした。今の家は2ベッドルームでリビングも20畳近くあり周りはベランダですごくいい家なのだが、家賃は月に日本円で1万5千円程度だった。ところが同じような条件の一軒屋を探して見たのだが…。なんと値段は月7万円以上、安いところで5万円程度だった。こっちの家は大体、年家賃を前払いするケースが多いので月7万5千円だと90万円を用意しなければならない。最低2年契約とかいう物件だと180万円だ…。クソゥこれはまた探し直すしかない。私の住んでいるクロボカン・チャングーと言う地区は白人が増えてきて爆発的に土地の値段が上昇している地区だけになかなか難しい。日本人が問い合わせるから値段が高いのかと思い、ウチの従業員やお手伝いの旦那にも手伝ってもらって調べる事にした。が、しかし…結果は同じだった。おそるべしクロボカン!!

話はすこし逸れるが、実は私のレストラン「メガロドン・バイパス店」も、店舗のオーナーがバンクルット(倒産)して、売り出す事になり来年の3月以降の契約の更新ができなくなった。
なぜか驚く事もなく、同じような事件が起こるもんだなぁと、他人ごとのように関心してしまった…。

家は12月に出て行かなければいけないわ、店は2月内に移動しなければいけないわ…。
そんな最中、日本側で少し動きがあった。その詳細は明かす訳にはいかないが、ともかく日本に帰れなければならない事態となった。日本に帰る期間は12月末〜2月中旬。
これは…12月末までにやらなかればいけない事が山済みではないか!?

実はこの事件以外にもうひとつ問題があるのだ。それはメガロドンのレギャン店は、しばらく閉店していたのだが、店舗を借りたいという白人が現れた為に、その人と賃貸契約を交わす事となった。その契約時に色んな諸費用は借り手の白人が払う代わりに「電気・水道・電話」は私がやるという話になったのだ。これらの事は私は借りた時にすごく苦労したから、インドネシアに慣れている私が人肌脱ぎましょうという老婆心的な物だったのであるが、これが後にあんな悲劇を生み出すとは、この時点では誰も知る由もなかった。

この事件の詳細を書くと、七話では終わらないので端折って書く事にする。

電気がこんなに大変だとは思わなかった。まず昔の領収書が全部無くなっていたので、昔料金を払っていた事を証明するのに1ヶ月かかった。それから料金が未払いの分がある事が発覚した。これは店舗を閉める際にマネージャーに任せていたのだが、お恥ずかしながら、私に払ったとウソをつき、ポケットマネーにしていたらしい。しかもそれから1年以上経過していたので、PLN(電気会社)は電気を再開させる事はできないというのだ。「じゃーどうすればいい?」と聞くと、「もう一度新規登録する必要がある。その手続きには3ヶ月かかる」と!実はこの時点で相手の言う期日を過ぎていたので、さらに3ヶ月かかる事は下手すれば、その分の家賃を払わないと白人に言われかねない事態になる。そこで白人との間に入っていたエージェントがでしゃばってきたのだ。「電気は我々が全部やる。その代わりに、かかった費用はどんな金額であろうが全部あなたが払え。」と言ってきたのだ。冗談じゃない。私はインドネシアを知っている。PLNとグルになったり、ニセの領収書を使っていくらでも水増しできる条件を与える事になる。だから私はこう言った「一緒に協力してやりましょう。」向こうは認めないような態度だったが、私は「今日は用事があるのでこれで」と言い残し。足早にその場を離れた。

問題が起きたのはその翌日だった。エージェントの手下(バリ人)がウチにやってきて、未払い分の請求書をよこせとやってきたのだ。この書類は私は1ヶ月かけてやっと手に入れたモノ。それを簡単に渡して、相手に手柄を奪われた挙句に好きな金額を請求させる訳にはいかない。そこでこの未払いを先に払おうとしたのだがPLNは書類がないので受け取れないという。未払い分をPLNが受け取ってくれない事で、次のステップに進めず約1ヶ月間ほど戸惑っていたのだが、このエージェントの手下がコネを使うと「未払い分があるから、新規登録が遅れている」と次はPLNに手のひらをかえされた。「くそ、どうやっても俺のせいで遅くなったようにされる!?」と私も少しあせったので請求書のコピーのみをエージェントの手下に渡す事にした。するとそのエージェントは、コピーを持っていくフリをして、こっそり本物まで持っていったのだ。私は彼が私の元を離れて5分程で気がついたので、速攻で電話して「本物持っていっただろ?返せ!」と言った。すると彼は「私は何の事かわからない」と言った。続けて私は「どうでもいいから、いますぐここに戻ってこい!」と言うと、イヤイヤのように戻ってきた。バイクを調べると案の定、本物が出てきた。「これだよ!」と私が言うと「何かの間違いで挟まってただけで、何の事か分からない」と言いきった。私が「それがウソでもホントでも俺には関係がない。お前はたとえミスだとしても、俺が絶対に持っていくなといったモノを持っていったのは事実だから、ドロボウだ!」と言うと、逆上して「私は今までウソをついた事が1回もない。あなたみたいに失礼な人とは2度と仕事がしたくない」と言い逃げるようにバイクで帰っていった。

そんなこんなの努力をしたのだが、私は、結果、相手の言う期日までに電気を引けなかったし、最後の段階まで3ヶ月の期間を要した後に白人の言う66000Wを引くのには40万円の初期費用がかかるとPLNに言われたのだ。これにより契約違反だと言われ、最終的には支払いから60万円ほどマイナスされた。まぁ裁判する事をかんがえたら安い金額なので承諾した。しかし、この白人はインドネシア人のマネージャーと司法書士、弁護士を駆使して結構手ごわかった。私は、どんな場にも私1人だけで行ったのが敗因か。この事件はつい最近まで他のモメ事と同時進行でやってたので大変だった。

実はこの白人との賃貸の支払いは3分割になっていて、60万円引かれたのは第2回目の支払いからだった。そして残りの1回の支払いは1年先だ。
「電気・水道・電気」の他に、もうひとつお願いされてた事があった。それは「建物の本当のオーナーに合わせろ。」という事だ。しかしこれはインドネシアではすごく難しい場合が多い。問題をおそれてオーナーが出てこないからだ。私が探した時にはラスカルバリというヤクザのような組織を使った。この約束を今から1週間以内に守らなければ、さらに最終の支払いからマイナスすると白人は言っている。すこし難航しそうだ。

レギャン店の本当のオーナー探し、自分の住む家探し、バイバス店の移転先探し、バイパス店の従業員の管理、日本での仕事、新しい事業の準備など、実際にはそれだけでは1円も入らない仕事で大忙しだ。

今回は家探しの話から大きく脱線ましたが、次回は家探しの続きからです。いい感じの家賃の家は見つかったのでしょうか? バリ人を駆使して良い結果が出たのでしょうか?



                                              つづく
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