サンフランシスコ…
映画評論家のアラン・フィリックスは、ボギーに憧れる眼鏡の小男。美人で活発なナンシーと結婚できたはいいが、2年後にいきなり離婚を切り出された。一緒にいても笑えないというのだ。酒ダメ・ドライブダメ・スポーツダメでデートといえば食事と映画しかないアランは非モテの典型である。そんな彼を気にかけてくれるのはクリスティ夫妻。旦那のディックは株屋で多忙な男。妻リンダはモデルで活躍している。2人はアランのために美人モデルを山ほど紹介してくれるが、全て撃沈。毎夜リンダに泣き言を電話で話すアランだが、彼女は親身に耳を傾け、時々ディックと上手くいってないと寂しさを漏らすようになっていた。そんな流れで自然とリンダに恋心を抱くようになったアラン。頭の中にいる〈ハンフリー・ボガート〉が「一発カマせ」「とっととキスしろ」とハッパをかけるため、アランもその気になってリンダに迫ってしまうのだが…
「ボギー! 俺も男だ」
ボギーに憧れる非モテ野郎が親友の妻に惚れちゃうコメディ。まるで俺を見ているかのような話でずっと楽しい。女にモテなくても意中の人に振り向いてもらえなくても、カサブランカのリックをやれたら俺は幸福だな。そう思わせてくれる映画オタクのための夢みたいな作品。ウディ・アレンが嫌いでも、この映画は嫌いにならないで欲しい。オススメ。
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