熱中症のリスクをアップさせる薬を飲んでいる人はご用心【クスリ社会を正しく暮らす】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2026年8月26日 10時55分
熱中症のリスクをアップさせる薬を飲んでいる人はご用心【クスリ社会を正しく暮らす】|Infoseekニュース 配信より
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_1242682/
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自己判断で薬を中断しない
【クスリ社会を正しく暮らす】
暑さのピークは越えたというものの、厳しい残暑が続いています。まだまだ熱中症への警戒は欠かせません。
そんな中、熱中症で入院するほど重症化した人たちの背景を分析すると、ある「共通点」が見えてきました。今回は、国内最大規模、約6317万人分の診療データベース(MDV)を用いた最新の調査結果を紹介します。
2022年から2025年にかけて熱中症で入院した約1万1000人を対象に、入院前にどんな薬を飲んでいたかを調べたランキングです。驚くことに、処方割合の第1位は精神安定剤(7.6%)でした。次いで高血圧の薬であるARB(7.4%)、心臓や血圧のβ遮断薬(6.2%)、そして尿を出すループ利尿薬(5.4%)と続きます。
では、なぜこれらの薬が熱中症リスクに関係するのでしょうか? 理由は「薬の作用機序」にあります。たとえば精神安定剤や抗精神病薬の一部には、脳の体温調節機能や発汗機能を鈍らせるものがあります。また、利尿薬は体内の水分や塩分を強制的に排出し、脱水を進めやすくします。血圧の薬も、血管の収縮・拡張を抑えるため、本来備わっている熱を逃がす仕組みを邪魔してしまうケースがあるのです。
さらに見過ごせないのが、熱中症による「急性腎障害(AKI)」です。データによると、熱中症で入院した人の約10人に1人が、短期間で腎機能が低下するこの障害を合併していました。特に利尿薬や血圧の薬を飲んでいる持病のある方は、脱水が引き金となって一気に腎臓に負担がかかる恐れがあります。
ここでお伝えしたいのは、「自己判断で薬を中断してはいけない」ということです。血圧の薬を勝手にやめれば、脳卒中や心筋梗塞のリスクが跳ね上がります。大切なのは、食事や水分が十分に取れない時の対処法=シックデイルールを、あらかじめ主治医や薬剤師に確認しておくことです。「薬を飲んでいる自分は人一倍、熱中症のリスクが高い」という意識を持って、早めの水分補給と適切なエアコン利用を心がけてください。
(荒川隆之/薬剤師)
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私のコメント : 令和8年9月16日、暑さのピークは越えたというものの、厳しい残暑が続いています。まだまだ熱中症への警戒は欠かせません。熱中症の症状がある方は、主治医や薬剤師に相談、対応の確認をしておくことも大切です。「薬を飲んでいる自分は人一倍、熱中症のリスクが高い」という意識を持って、早めの水分補給と適切なエアコン利用を心がけてください。
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