数日前に「ウェイバーズ」(山本和音)の1巻を読んだので感想を。
超能力を持つ子供たちを集めた学園を舞台に
殺人事件の謎を追うミステリーもの。
主人公の藤は嘘を見抜く能力(テーマ)を持つため
学園内でも孤立している生徒だ。
そんな藤が信頼を寄せていた教師の松本が
雪で覆われた校庭で死体となって発見された。
事件性はないと思われたが、
藤は能力で他殺であると確信し、
ひとり調査を進め始める。
山本さんは気に入っている漫画家のひとりで、
ミステリーな要素を入れ込むのが得意な人だ。
雪に閉ざされた全寮制の学園での殺人事件とか、
嘘が見抜ける(条件はある)能力とか
ミステリー好きなら大好物だろう。
1巻ではまだまだ謎解きはこれからという感じだが、
読んでみてちょっと気になるところを書き記したい。
オビには「容疑者は28名。全員が超能力者」とある。
生徒は藤を入れて28名。あとは教師が4名。
まず気になるのは容疑者として“藤”が含まれているところ。
編集者が考えなしなのかもしれないが、主人公が犯人だった
というネタはミステリーではあるあるのひとつ。
でも、教師を数えていないので、これは可能性が薄いか。
あと、生徒の名前がすべて漢字1文字なところ。
学園とはいえ収容所みたいなところなので、
番号代わりの愛称かもしれない。
教師は横田とか古川とか普通の名前だから
何かしら含みがあるかもしれない。
実は1巻では藤が犯人(もしくは共犯者)として考えられる人物を
早々に絞っていくことになる。
でも、28人も名前と能力を付けてるんだし、
簡単に幕引きがあるとは思えないのだが……
もしかしたら事件解決の後に本編の幕が開くのかも。
2巻が楽しみである。
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