日本の平和を護り続ける忍者の末裔たち〈四十九…SEEK〉と、新型兵器RDX@を入手した凶悪暴力団〈高月組〉の死闘を描いた「四十九」を観た。
以下、ネタバレ。



備忘録として、冒頭にいつも拙いアラスジを書いているのはご承知の通り。記憶から抜け落ちた映画も自分のアラスジを読み返すと7-8割がた思い出せるから、なんだけど、今回はアラスジが書けない。なぜなら脚本が壊滅的に破綻していて何と書けばいいのやら…な状態なので。
大枠の設定がまず飲み込めない。四十九は非政府組織と謳っているが、じゃ誰の指示・指令で活動しているんだよ。高月組も、屋形船で売り手からRDX@を奪取したのはいいが、それをダムで誰に売りつけようとしているかが分からない。ま、それらに目を瞑ったとしても、四十九メンバーの行動原理がワケわからんのは致命的。隊長・三雲が高月とバーで手打ちに持ち込んだのはRDX@とサユリを奪われたからだと理解できるが、なぜサユリの死を偽装してたのか、大介がなぜ裏切ったのか、などは全く説明なし。曜の立ち位置もかなり不可解で、四十九をなぜ離れたか・なぜ高月組に接近したのかの説明がないから観客は彼の扱いに悩むことになるんです。
アクションを見せることが目的のジャンル映画は、プロットは出来る限りシンプルなほうがいいんです。理由なく敵が味方になったり味方が敵になったり、そもそも何のために闘っているのかがぼんやりしてしまうストーリーは、ノイズです。結論としては、賀来賢人の「忍びの家」のほうが100倍ウェルメイドでしたといったとこ。コスギ兄弟、あまりに海外を意識しすぎててハナにつくし。意味なく英語で独白、意味なく英語でやりとり(三雲と高月)がなんかむかついてしまう。ケイン・コスギが日本語不自由という設定にしておけばそれで良かったのに。
ただ、主人公・京平を演じた浅野寛介と町田役・三浦誠己は良かったし、何よりポストクレジットの「特報」に心踊ってしまったので、駄作認定は避けておきます。
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