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2026年06月19日06:57

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水曜クビ×4日記1478:マイケル


インディアナ州の貧しい町ゲイリーで生まれたジャクソン家の五男マイケルは、兄弟たちで組んだグループ〈ジャクソン5〉のメンバーとなりアイドル的人気を博す。成長した彼はソロ活動に邁進し、アルバム「オフザウォール」をヒットさせ、2ndアルバム「スリラー」の成功で世界的アーティストへと上り詰めた。しかし父ジョセフの束縛から逃れられずに…



「マイケル」

以下、キング・オブ・ネタバレ。


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フォト


アントワン・フークワが監督と知って意外に感じたのは俺だけじゃないだろう。彼は常に「漢」のドラマを描いてきた人だから。しかし「リプレイスメントキラー」の前はMVの監督だったわけで、音楽映画を撮る素地はあったんだろうね。マイケルのパフォーマンスシーンもレコーディングシーンもそつなくカッコ良く描かれていたと思う。
伝記映画としてはドラマが平板すぎて退屈で、光と闇がある半生のなかで「光」しか描かないから関係者&ガチファン忖度に見えてしまうのが難点。ただ、さりげなくマイケルの陰の部分も織り込んでいるのが上手いところ。過剰なまでの無垢さと自意識、視線を合わせられない臆病さ、そして孤独と孤立…その場面だけ抜き出して繋げたら、もしかして「スカーフェイス」みたいになるんじゃないか^_^

「BAD」が大ヒットしたときは、洋楽弱者の俺にもその旋風は凄かったと記憶にある。ただ映画オタク的には、「スリラー」のMVをジョン・ランディスが撮ったことでマイケルの作品を認知してたかな。今回の映画では、「蝿男の恐怖」などのホラー映画をマイケルが楽しんでいるときにインスパイアされた風に描かれていたけど、実際マイケルは「狼男アメリカン」を気に入ってランディスを起用したらしいから嘘ではないな。そういや「スリラー」撮影中のシーンで「引きで撮らないと足が映らない」とマイケルがクレーム入れる場面…物腰ソフトに、監督じゃなくて助監督に言ってたよね。マイケルの臆病さはここにも出ているなと感じたな。

フォト



「ジャファーのパフォーマンスは凄いけど、ハナシが綺麗すぎ」というのが大方の感想だろうが、そうと判った上で観たら楽しめると思います。友達のいないマイケルが心開いた2人の男…ビルとブランカ…に興味が惹かれるし、何なら彼ら目線のマイケル・ジャクソン・ストーリーを見てみたいな、と思わせる。俺的には〈アリ〉な作品でございます。
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