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2026年05月27日21:14

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続DVD日記・マニアック編 第112回「フューネラル」(ドラマ)


…地獄行きの覚悟があるから、ひとを殺せる。

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1930年代、ニューヨーク。
ギャング稼業のテンピオ兄弟に悲劇が訪れる。三男ジョニーが何者かに撃たれて死んだのだ。葬式当日、長兄レイは平静を装いつつも、復讐の念を募らせていた。大体ホシの目星はついている。同業のマフィア、ガスパーだ。労組と経営者の争いに噛んで仲介料を取ろうとしていたガスパーに反対して、労働者の立場を擁護していたジョニー。しかもガスパーの嫁に手を出していたらしく、恨みを買って当然であった。一方、癇癪持ちの次男チェズは、怒りのあまり家を飛び出して姿を消してしまう。妻ジーンの忠告も聞かず、ついに心を決めたレイはガスパーを抹殺しようとするが…


「フューネラル」



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アベル・フェラーラの地味なギャング映画。キングオブニューヨークのようなギラギラ感とバイオレンスを引っ込めて、葬式の一夜でひたすらキャラクターたちの心の葛藤を描いた作品。終わりなき殺し合いが無益なのは百も承知だが、殺ることが稼業であり生き様なのだと腹を括るレイはクリストファー・ウォーケン。瞬間湯沸器なのにどこかナイーブでメンタルが弱く、稼業に勝手に終止符を打ってしまうチェズはクリス・ペン。死んでなお問題児な三男ジョニーはヴィンセント・ギャロ。ガスパー役は色気ダダ漏れなベニチオ・デルトロで、イザベラ・ロッセリーニやアナベラ・シオラ、グレッチェン・モルなど女優陣も豪華。ウォーケンの抑えた演技もいいけど、クリス・ペンが美味しいとこを全て持って行った印象だな。とにかく「顔」を楽しむ舞台劇のような作品。満足。
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