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2025年12月10日12:29

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初の発表「後発地震注意情報」とは 巨大地震の続発に備えを呼びかけ>〈〈科学は日進月歩、拙脳は後退するばかり、嗚呼>>

<過去には300〜400年ほどの間隔で、大津波を伴う巨大地震が起きてきた。最後は17世紀。すでに、次の地震がいつ起きてもおかしくない時期に入っているといえる。

 このため、M7級以上の規模の地震が起きたときに、続けて起こる地震(後発地震)への注意を促すのが、この情報だ。>

<ただ、M7級の地震が起きた後に、M8級以上の巨大地震が起こるのは100回に1回程度とされる。これは世界の地震統計から、500キロ以内で巨大地震が続発したケースが、1477回のうち17回だったことがもとになっている。

 つまり、情報が出ても「空振り」に終わる可能性のほうが大きい。しかも、北海道沖や東北沖でM7級の地震は頻繁に起きているため、2年に1回ほどの頻度で出る可能性があると言われてきた。

 ただ、日本海溝ではM7.3の地震の2日後に、M9.0の巨大地震が起きた東日本大震災の実例がある。千島海溝でも、1963年に択捉島南東沖で起きたM7級の地震の18時間後にM8級の地震が発生している。>

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初の発表「後発地震注意情報」とは 巨大地震の続発に備えを呼びかけ
編集委員・佐々木英輔2025年12月9日 2時10分
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写真・図版
北海道・三陸沖で想定される巨大地震と後発地震注意情報について説明する政府のパンフレット

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 青森県東方沖の地震で津波警報が出たなかで、さらに「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表された。より大きな地震や津波への備えを呼びかける内容だ。一体、どういう情報なのか。

「北海道・三陸沖後発地震注意情報」初発表 今後1週間は警戒強化を
情報の主な対象になるのは、北海道から千葉県の主に太平洋側の地域です。

 これは、2024年8月に宮崎県沖の日向灘で起きた地震で発表された南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」に近い。

 対象となるのは、北海道や東北地方北部の太平洋沖で、11年に東日本大震災を起こした巨大地震の震源域より北の海域にあたる。日本海溝と千島海溝が連なり、海側のプレートが沈み込んでいる。

 ここでは最大でマグニチュード(M)9級の巨大地震が想定されている。しかも、国の地震調査委員会は「切迫性が高い」と指摘している。

 過去には300〜400年ほどの間隔で、大津波を伴う巨大地震が起きてきた。最後は17世紀。すでに、次の地震がいつ起きてもおかしくない時期に入っているといえる。

 このため、M7級以上の規模の地震が起きたときに、続けて起こる地震(後発地震)への注意を促すのが、この情報だ。

青森で震度6強、すべての津波注意報を解除 久慈で最大波70cm
 南海トラフ臨時情報よりも後の22年12月から運用が始まった。今回の地震の規模が条件を満たしたため、初めて発表された。

 すでに出ている津波警報や津波注意報に上乗せしての避難までは求めないこと、期間が1週間であることは、南海トラフの「巨大地震注意」と同じだ。「大規模地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっている」として、家具の固定や津波からの避難方法といった備えの再確認などを求める。

 ただ、M7級の地震が起きた後に、M8級以上の巨大地震が起こるのは100回に1回程度とされる。これは世界の地震統計から、500キロ以内で巨大地震が続発したケースが、1477回のうち17回だったことがもとになっている。

 つまり、情報が出ても「空振り」に終わる可能性のほうが大きい。しかも、北海道沖や東北沖でM7級の地震は頻繁に起きているため、2年に1回ほどの頻度で出る可能性があると言われてきた。

 ただ、日本海溝ではM7.3の地震の2日後に、M9.0の巨大地震が起きた東日本大震災の実例がある。千島海溝でも、1963年に択捉島南東沖で起きたM7級の地震の18時間後にM8級の地震が発生している。

 日本にも津波が押し寄せた2025年7月のロシア・カムチャツカ半島の巨大地震(M8.8)でも、10日前にM7級の地震が起きていた。

 M9級の地震では、日本海溝の場合で最大19万9千人、千島海溝の場合で最大10万人の死者が想定されている。不確実であっても、いつもに比べれば発生の可能性が高まっていることを伝え、少しでも被害を小さくする狙いがある。

南海トラフ臨時情報との違いも
 南海トラフ臨時情報との違いもある。

 後発地震注意情報は、南海トラフの「巨大地震注意」「巨大地震警戒」のように2段階には分かれておらず、事前避難などが求められる「巨大地震警戒」にあたる情報はない。

 南海トラフでは、震源域の東側と西側で、M8級の巨大地震が立て続けに起きたことがある。一方、北海道や三陸沖では、こうした例は知られていないためだ。

 こうした特別な情報が設定されているのは、北海道・三陸沖と南海トラフだけだ。だからと言って、ほかの地域で大きな地震が起きないわけでもない。

命守るため、普段から備えを
 改めて頭に入れておきたいのは、大地震は何の情報も前触れもないまま、突然起こることのほうが圧倒的に多いことだ。地震がいつ、どこで起こるかを予知することは、もちろんできない。

 激しい揺れが襲っても、家がつぶれず、家具が倒れてこないようにしておく。

 津波が想定されている場所なら、どう逃げるのかを考え、場合によっては住む場所から見直す。

 インフラが寸断したときのことを想像し、自力でしばらく過ごせるように食料や飲み水、非常用トイレなどを備蓄しておく。

 いつ地震が来てもいいように、普段から備えておくことが、情報に振り回されず、自らの身を守ることにつながる。

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この記事を書いた人

佐々木英輔
編集委員
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専門・関心分野
災害、環境、リスク、自然と社会
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ー
https://www.asahi.com/articles/ASTD855SQTD8UTFL020M.html?linkType=article&id=ASTD855SQTD8UTFL020M&ref=mor_mail_free_topix1_20251209
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