1815年、フランス。
モレル運輸の貨物船ファラオン号が難破船を発見、若き船員エドモン・ダンテスが海に飛び込みアンジェルという名の女性を救助した。命令に背いて海に入ったエドモンを苦々しく思った船長ダングラールは、マルセイユに寄港後モレル社長にエドモンを告発するが、社長は逆にエドモンを賞賛し新船長に抜擢、ダングラールをクビにしてしまった。エドモンは出世のおかげで恋人の令嬢メルセデスと婚約することができ、まさに人生最高の瞬間を迎えることになる。だが、結婚式の最中、突然官憲に逮捕されてしまう。彼が救助したアンジェルは実はナポレオン復位派で、ナポレオン直筆の密書を持っていた。救助の際にそれを手に入れたダングラールが、エドモンの私物に紛れさせ検察に見つかるよう仕向けたのである。反体制の濡れ衣を着せられ監獄に幽閉されることになったエドモン。そして四年後、監獄でイタリアの神父だという囚人ファリアと出会ったことで、彼の運命が新たに動き始める…
「モンテ・クリスト伯」
以下、モンテ・ネタバレ伯。



自分をハメた者たちへの復讐に燃える1人の男。標的は、罪をでっち上げた元船長ダングラールと検事ヴィルフォール、そして嘘の証言をして恋人を奪った貴族フェルナン・モルセール。周到な計画と莫大な財を武器に暗躍するモンテ・クリスト伯爵の物語です。古典中の古典で、古今東西、これを元にした物語はいくらでもありますね。
本作、やたらと尺を取りじっくり描いているのが特徴で、彼の手足となるアンドレアとエデという若い2人にもスポットを当てているのが特徴。特にエデについては唐突に登場し、終盤まで何故彼女が復讐に参加するのか理由が明らかにされないで進行します。その辺りは脚本として上手い部分。かなりコストもかかっているし、城内のシューティングレンジなど外連味もあるし、視覚的にも大いに楽しめた一本です。古典だけど、ミッション・インポッシブル的なコンゲーム要素が満載なので食わず嫌いはもったいない。ぜひぜひ。
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