パリ…
ある朝、登校中の少年パスカルが街灯に引っかかっていた赤い風船を発見した。よじ登ってそれを手にしたパスカルは、そのまま学校に行ってしまう。午後、用務員さんに預けておいた風船を持って帰宅したパスカルだったが、ママがマンションの窓の外に風船を出してしまった。しかし風船は窓辺に留まったまま。まるで両者に友情が芽生えたかのように、風船は彼の元を離れようとはしなかった……
「赤い風船」
昔フランス語教材で読んだ気がする赤い風船(内容覚えてないから同名ってだけかもだが)。いわさきちひろの絵本にもなっています。
ユーモラスなファンタジーではあるんだけど、後半パスカルを追い回す少年たちの群れがちょっと残酷に見え、文字通りのアンファンテリブル映画だなと思ってしまった。ラストの宙へと舞うパスカルに「フランダースの犬」におけるネロの最期を重ねてしまうと、なんとも哀しい気分になってしまう。しかし素晴らしい作品だったな。
フランス南部、カマルグ。野生馬の群れを率いる〈白いたてがみ〉は、カウボーイたちに捕まらないタフな馬。川辺で魚を獲って暮らす少年フォルコはこの馬に強い憧れを抱く。一度は囚われながら牧場を脱走してきた〈白いたてかみ〉と湿地でバッタリ遭遇したフォルコは、用意しておいた縄で捕まえようとするが…
「白い馬」
風船と異なり「対動物」だからリアリズムがあって、アクションとバイオレンスもある作品。よってファンタジーとは呼べない一編。幻想的ではあるけれどね。こちらもやはり死を想起させるエンディングだけど、なんか神々しくて切なさは無かったな…
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