日本橋・太陽ビル前に停まっていた乗用車が狙撃された。運転席に座っていた佐伯という男が死亡。弾道からは、狙撃者は左利きと推察された。築地署に捜査本部が設置され、一課の若手刑事・秋根とベテラン・澄川が鑑取りを始めることに。職業不詳の佐伯という男、雀荘や運転手クラブに入り浸り、飲み屋「湖月」の女ミツに入れ上げていたらしい。澄川と秋根がミツの居場所を追うと、彼女は薬物リハビリ病院に入院していた。その後、佐伯の正体が判明する。彼は麻薬取締事務所の捜査官で、怪しい雀荘や飲み屋のある京成エリアの密売ルートを探っていたのだ。捜査本部は佐伯がマークしていた密売人・武山を容疑者と断定するが、澄川は佐伯が通った雀荘の常連客・井上が気になった。井上良平…中支戦線で澄川が命を救った戦友である。西新井で貸ボート屋を営んでいるというが、確か彼は、左利きの狙撃兵だったはずだ……
「東京湾」
「左ききの狙撃者」というタイトルもついている松竹映画。澄川刑事役は西村晃で、秋根刑事は石崎二郎という人で佐分利信の息子らしい。そして井上役は昭和のカルロス・ゴーンこと玉川伊佐男です。最も印象的なのは井上の妻を演じた葵京子。彼女の天真爛漫さがあまりに切なくて、その一途さに落涙寸前でしたね。
割と定番な刑事ドラマ展開なんですけど、後半はもう警察の動きがガタガタで、これ以上無いほどの酷いバッドエンド。唖然としてしまいました。
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