今でこそ共和党の代議士の多くがトランプに従っているけれど、第1期トランプ政権発足当時はマトモな政治家は関わり合いを持とうとしない有り様で、その穴埋めとして元軍人が要職に任命されることが多かった。代表格が国防長官に任命された「戦う修道士」「狂犬」ことマチス元中央軍司令官。
まぁ変な理想主義に毒されている政治家や、業界の損得が絡む実業家よりも、プロの軍人を多く起用するトランプの方が現実路線で対応するのではないか…と期待した時期もあったのあけれども、当のトランプが素人以下の知識でプロの判断に介入してくるため、結局は軍人もサジ投げざるをえなくなった。
軍人の代表格であったマチスも、トランプがシリアから撤退するのに反対して辞任。まぁそれ以前からNATOを無用の長物のように言うトランプを、NATOの司令官だった時期もあったマチスが苦々しく思っていたであろうことは容易に想像できる話だが。
米軍が撤退したシリアがどうなったかというと、完全にイランの勢力下に入ってしまっている。確かに駐留は大きな負担ではあったものの、対イランを考えると目先の判断だったよなと思う。
なんなれば今のパレスチナを巡る混乱も、トランプが対イランのつもりでイスラエルとアラブ諸国の関係を強化させた結果、孤立化を恐れたハマスが、アラブの同情を買うためにイスラエルに攻撃(反撃でパレスチナ市民が大量死する)したという流れなので、半分くらいはトランプのせいだろうと。それでハマスやヒズボラのケツ持ちであるイランが影響力を強めているのだから、本当に益体のない話だったなと。
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