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2023年04月21日01:15

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ミニチュアゲーム日記 Vol.161

注意:この日記は、『ウォーハンマー・ファンタジーバトル』という絶版ゲームの対戦レポートです。知識が無い方にとっては非常に理解が困難な内容かと思われますので、ご了承下さい(もっとも、ゲームの知識があっても当事者以外には読みづらいかと思いますが)。

2023年4月15日(土)、八王子にてウェーローさん主催のウォーハンマー・ファンタジーバトルの大会『カール・フランツ・カップ』に参加してきた。

大会の概要としては、1,500ポイントのゲームを3回行い、獲得したポイントを競う『ベストジェネラル』、全員の投票で決定する『ベストペイントアーミー』、対戦相手によるスポーツマンシップの評価に基づく『ベストスポーツマンシップ』、総合順位の『ベストオーバーオール』を決定するという本格的なもので、国内外のプレイヤー(まあ現住所は日本なんですが)16名参加、という盛況ぶりであった。

自分の今回のロスターは以下の通り
・ハイ・ビーストマスター(ジェネラル、マンティコア(『鋼鉄の肌(アーマーセーブ4+)』のアップグレードを選択)騎乗、『凍えの刃(ダメージロール自動成功・相手が【耐】テストに失敗すると【回】-3)』『希望の鎧(アーマーセーブ5+・ワードセーブ5+)』『また別なあざむく神の破片(ベースを接する兵のワードセーブ振り直し)』シードラゴン・クローク(アーマーセーブ5+)

・ソーサレス(レベル2、『暗黒』の魔法体系、ダークスティード騎乗、『解呪の巻物』『オパールの首飾り(1回だけワードセーブ4+)』)

・ドレッドスピア(『統率の軍旗(【士気】+1されるが『将の威厳』の効果を受けられない)』)
・ダークライダー
・コールドワン・ナイト(『迅速の軍旗(【移】+1)』)
・ウォーヒドラ(『炎の吐息(【攻】4・『炎攻撃』のブレス)』のアップグレードを選択)

ハイ・ビーストマスターは、以前のかませやぎさんのキャンペーンに参加したときのままの、マジックアイテムてんこ盛り構成で、公開されたロスターを事前に確認して警戒していた方も居たらしい。まあ、1,500ポイント制限の大会で420ポイントのキャラクターは、普通使わんだろうな、とは思う。もっと層を厚くできるだけのユニットを持っていれば、違う編制も考えたかもしれない。

※余談だが、ここまでマジックアイテムで強化するのは、そうでもしないと前線には出られないから、である。自分の知る限り、エルフは【攻】4【耐】3が種族としての限界値で、ハイエルフとして異質なまでの武闘派のティリオンですら例外では無い。強化しなければ、高い【接】と【敏】と『常に先手を取る』で4回の攻撃をフルヒットさせても、相手の【耐】とアーマーセーブで、通る見込みがあるのは1発程度。アーミー全体のバランスは別として、他のアーミーの安価なキャラクターの方が、戦闘要員として明らかに効率が良い。正直、ウォーハンマー小説の格好良いエルフをアイテム無しで再現するなら、デフォルトで『必殺の一撃』でも持たせるしかない。


以下、今回の対戦について、開始時の盤面と展開。

一戦目
フォト

対戦相手:ハイエルフ(Rodionさん)
シナリオ:4.流血と栄光
両軍はアーミー編成ポイントの1,000ポイント毎(端数切り上げ)に1点の『士気崩壊ポイント』と、スタンダード1本につき1点、ジェネラルにつき2点の『闘志』ポイントをもってゲームを始める。『闘志』が『士気崩壊ポイント』を下回った側は敗北する。
6ターンが終了しても決着が付かない場合、彼我の損害状況によって勝敗を決める。
展開:
モンスター(ドラゴンメイジ)に重騎兵(ドラゴンプリンス・オヴ・カレドール)に軽騎兵(エリリオン・リーヴァー)に歩兵(ローザン・シーガード)と、割と自分に似た編制で、よりによってシナリオが『流血と栄光』(両軍スタンダードが少ないので、あっさり勝敗が付く可能性がある)。
早々にダークライダー諸共ソーサレスが盤外に逃げ、コールドワン・ナイトはプリンス込みのドラゴンプリンスに突撃されてジリ貧、挙げ句ハイ・ビーストマスターはシーガードに突撃しておいて挑まれた一騎討ちでチャンピオン相手に1ダメージしか与えられずにダメージを受けて敗走して追い着かれて死亡、という体たらく。こちらも何とかウォーヒドラがシーガードを敗走させてスタンダードの1点を奪ったが、それまで。

振り返り:
コールドワン・ナイトの前進が不注意だったかとは思う。
ただ、これには理由があって:
�ゝ�重なターンをお見合いに費やすのが嫌
以前から言っているが、6ターンしかないゲームのうち1ターンをお見合いに費やすのは嫌だし、相手が同じ選択をしても責められない以上、射撃編制でも無いのに待つのは不毛としか思えない。
�⊇藺仞錣覆里撚淡困�分からない
お手合わせ頂いたRodionさんは、幼少時からプレイしていたベテランという事だったが、個人としても海外勢の一般論としても、勝敗についてどこまで『ガチ』なのかが分からず、そこで変に寒い雰囲気になるよりはギャンブル要素があった方が楽しめるかな、とか無い知恵を(瞬間で)絞った結果だった。

※突撃移動については続きがあり、ゲーム後の昼食時にRodionさんとお話しした時(ついでに言うと非常に日本語が流暢な方でした)、『7版の頃は子供だったし、インチキをして距離を測って喧嘩になる事もあったけれど、8版は距離を測って先に目標値を宣言すれば問題ないから良いよね』と仰っていた。これは自分も完全に同意。ランダム要素が入るから、今回みたいに一か八かの賭けもできるし(まあ失敗するんだが)。


二戦目
フォト

対戦相手:オーク&ゴブリン(nakajimaさん)
シナリオ:1.正面決戦
特殊ルールの無い、普通の対戦。6ターン終了後、互いの『勝利ポイント(彼我の損害等から求められる)』によって勝敗を決める。
展開:
マジックアイテムの『フォズリックの折りたたみ式砦(所持者側の初期配置エリアに『建物』の情景モデルを置ける)』の使用を前提にした射撃編制で、撃ち減らされつつ何とか敵陣まで辿り着いたものの、外のウォーマシンは倒しても大したポイントにならず、塔に強襲を仕掛けたハイ・ビーストマスターとマンティコアは出目が振るわず、ナイトゴブリンのキャラクターに倒される始末。ポイントに大差が付いてゲーム終了。

振り返り:
射撃に対しては、早いターンで火砲陣地を沈黙させられる手段があるならともかく、基本的に接近戦ユニットが前に出て接敵するしか無い。
ダークエルフはポイントが高い分、ユニットが少なくなりがちなので、飽和戦術を仕掛けるには不利なアーミーだと思う。
ただ、今回に関しては自分が高機動&モンスター編制なので、普通の編制にして数を増した方が良かったかは何とも言い難い(ただ、今回の編制が『吉』か『凶』かという話ではなく、『凶』か『大凶』か、の違い)。
射撃の被害は、ゴブリンの【射】の低さとウォーマシンの多さを考えれば、妥当なところか。
早々にソーサレスが消えたのと、ハイ・ビーストマスターの出目が攻守共に振るわなかった(平常運転…)のが痛い。


三戦目
フォト

対戦相手:エンパイア(ウェーローさん)
シナリオ:6.見張り塔をめぐって
ゲームの終了時に、戦場の中央にある見張り塔を確保(『占領』するか、最も近くに居る)している側が勝利する。初期配置のロールオフで勝ったプレイヤーは、見張り塔にユニットを置ける。4ターン目以降の終了時にD6を振り、出目とターン数の合計が10以上であればゲームは終了する。
展開:
参加者が一名、途中で帰宅されたため、自分がウェーローさんと対戦する事になった。
で、シナリオが『見張り塔をめぐって』なのにも関わらず、ウェーローさんの用意していたエンパイア・アーミーが騎兵とスチームタンクのみの編制で、一応インファントリーが居る自分に圧倒的有利な条件。
ウォーヒドラがスチームタンクのインパクトヒット(【攻】6の14発自動ヒット)に轢殺されたり(※)、その後タンクが爆発四散したり、ダークライダーがピストラーを追い払いソーサレスがスペルの過剰ダメージでバトルウィザード・ロードを倒したり、ハイ・ビーストマスターとコールドワン・ナイトがエンパイア・ナイトと地味な削り合いをする中、一度見張り塔を追い出されたドレッドスピアが5ターン目に再度見張り塔を占拠し、攻撃できるユニットが居なくて逆転の可能性が無くなったのと、イベントの作業をする必要があるためにウェーローさんが投了してゲーム終了。

※:8版アーミーブックのウォーヒドラは『再生能力』を持たず、代わりに自軍ターンの最後に【傷】を回復する可能性がある。ただ、【傷】を全て失うと当然回復はできない。

振り返り:
立ち退き要求部隊がグレイトウェポン持ちのナイトだったので、騎乗による諸々のボーナスが無くても十分強く、追い出されるタイミング次第では塔を確保できなかっただろう。ただ、【士気】8+ミュージシャン+『統率の軍旗』で『再集結テスト』の目標値は10になっているのでかなりの確率で戻れると考えると、あのタイミングで逃げたのはむしろ幸運だった。まあ、スチームタンクが健在なら、戻る前にヒドラに続いてダークエルフのミンチが完成していただろうが。
地味にショックだったのは、コールドワン・ナイトの苦戦。エンパイア・ナイトの堅さはよく取り沙汰されるが、所詮中身は【攻】3【耐】3で、対するコールドワン・ナイトは【攻】4【耐】3ヒットロール振り直しダメージロール出目1振り直しでコールドワンは【攻】4【回】2で、アーマーセーブはどちらも結局2+である。あまり話題にならないが、足を止めての殴り合いではコールドワン・ナイトはかなり優秀なのだ。にも関わらず、毎ターンこちらだけ1騎ずつ減っていくという絶望感(平常運転…)。こんな時ぐらい頑張ってくれてもいいじゃん。なあ。


そんなこんなで、最終戦で半ば譲って頂いた様なポイントを含めても、勝利ポイント・ペイント・スポーツマンシップと、どれも箸にも棒にも引っ掛からない成績だったが、楽しい時間を過ごせた。ゲーム自体(内容はともかく)もさることながら、ウォーハンマー・ファンタジーバトルという絶版ゲームを心から楽しんでいる人間がこれだけ集まっているという状況が、単純に嬉しかったのだと思う。
年内に次回大会も開催されるとの事なので、都合が合えば是非参加したい。今回の反省を踏まえ、次はブラックドラゴン編制かな(踏まえていない)。
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