■大谷翔平、7回0封&決勝二塁打で13勝目 快投でW規定到達へ残り14イニング
(ベースボールキング - 09月18日 13:00)
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昨今ベースボール・野球の世界でもパラダイムシフトが起こりつつある。
日米でヤンキースのアーロン・ジャッジやヤクルトの村上宗隆選手が
シーズンの本塁打数55本を超え、それぞれのリーグ記録更新に近づいている。
話は変わるが、今年は日本に『 フォーク・ボール 』が伝来して
百年になるのだという。
そういえば、現在では野球中継でもあまりフォークボールという
呼称は使われなくなった。
大リーグでは主に『SFF(スプリット・フィンガー・ファストボール)』
『 スプリット/スプリッター 』等という呼称が使われている。
厳密にいえば、フォークボールとスプリットフィンガーは、違う球種である。
握り方も上図参考写真の様に球の真ん中を挟むように握るのが日本のフォークであり、
スプリットは、指の股を割く様に広げるが球の上の部分を挟むように握る。
指の間に挟まれて押し出されたボールは通常の4シーム直球の様なバックスピン
がかかったドライブ回転せずに、マグヌス効果による落下運動により
打者の肩口手前辺りで急激にブレーキがかかり、打者から見ると
ほぼ垂直にストンと落ちるように見える。
場合によってはその30cm〜の落差ゆえに打者の視点から消えたように見え、
その打ち難さから人々は、コノ球を『 魔 球 』と呼んだ。
前者の使い手は、昭和の大投手『 フォークボールの神様 』元中日の杉下茂、
元ロッテオリオンズ・村田兆児等がそうだとされる。
後者は、諸説あるが1980〜1990年代に日本では「高速フォーク」と呼ばれた
シロモノで、その祖としては、60年代から70年代に活躍した
ミスター・タイガース、「ザトペック投法」の元阪神の村山実投手以降
野茂、大魔神佐々木、元巨人上原、元阪神藤川〜現在の千賀、山本由伸に至るまで
日本での使い手は多い。
勿論、現在大リーガーして「NASTY SPRIT!」と言わしめた
SHOHEY大谷、ダルビッシュ有らもその系譜に連なる。
このフォークボールが日本に輸入されたのは、大正時代で
1922年に来日した第三回全米野球団・「オールアメリカン・ナショナル」
のボストンレッドソックスのH・E・ハンター選手から
英語が堪能であった六大学・明治大学の天地俊一選手が教わって
フォークボールを伝授されたのが始まりとされる。
そもそもコノ魔球「 フォークボール 」が開発されたのは
諸説あるが、1919年頃で、その開発背景には、当時の「飛ばないボール」
から、「飛ぶボール」の過渡期に当たり、球聖ベーブルースがヤンキース
でホームランをかっ飛ばし出し、タイカッブや、イチローに年間安打記録257本
を破られるまで84年間保持した4割打者「ジョージ・シスラー」、ゲーリックら
球史にその名を残す猛獣の様なスラッガーが台頭し始めた頃なのである。
百年前も現在と同じような「打高投低」時代に突入しようとしていた。
変化球としてカーブは存在していたが、もはや直球とカーブだけでは
彼ら猛獣の様な強打者に対処するのは難しく、彼らを抑えるための魔球の
開発が必要とされていたのである。
その後、天知俊一は明治大学を卒業して、現在の帝京高校で
得意の英語の教師として奉職するが、昭和になり、ベーブルースらが
来日した後、日本プロ野球が発足すると、野球とそのルールに造詣が
深いことを買われ、球審として乞われ、後に名古屋金鯱軍の監督に就任する。
戦後、中日に復員した帝京高校時代の教え子杉下茂にフォークボールを
伝授して金田と並ぶ昭和の大投手に育て上げるのである。
球聖ベーブルースら猛打者を抑えるために開発された魔球
フォークボール/SFFを現代の「和製ベーブ」こと二刀流大谷翔平選手が
が投手として投げているのは、何の因果であろうか、、、
しかし、今シーズンになり、大谷選手は、名だたる大リーガーをして
「ナスティ・スプリット(エゲつないフォークボール)」と言わしめた
コノ決め球・ウィニングショットを封印して使わなくなった。
代わりに101マイル(162.5km/h)のツーシームのチェンジ・アップ
あるいはシンカーとスライダーを使い三振の山を築くようになった。
そもそも、アメリカ人の大リーガーは、あまりフォーク/SFFを投げない。
勿論、まったくいない訳ではないが、、、
その理由としては、コノ魔球は「投手生命を削って投げる」魔球だからである。
村田兆治、松坂大輔、田中将大、他上原等コノ球種の使い手は、ほぼほぼ肘を壊し
トミー・ジョン手術を受けるハメになるからである。
また、指からリリースする際に、速球以上の腕の振りでボールを
指股から抜くので指先の血行障害を起こし易いのもその一因と考えられている。
昭和ポンコツ世代で、梶原一騎センセのスポ根モノの漫画やアニメで
育ったまんもちゃんではあるが、まさか現代の魔球SFFが
漫画巨人の星の中のリアル・大リーグボール3号と同様に投手生命を
削って投げているボールだということに最近まで気づかなかった、、、orz
梶原一騎センセは、70年代にココまで予言していたんだなぁと、、
日米球界を股にかける至宝大谷がリアル・星飛雄馬にならないことを
祈るばかりである。
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