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2019年06月12日20:00

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水曜クビクビ日記564:スノー・ロワイヤル

コロラド州の雪山にある町キーホー。最優秀市民として表彰された除雪作業員ネルズ・コックスマンは、ある日息子カイルが死んだと聞かされ安置所に駆けつけた。死因はヘロインの過剰摂取。空港の荷物運搬員として真面目に働いていた息子がなぜ…と悲しむ彼の前に荷物運搬員仲間ダンテが現れカイルの死の真相を告白した。空港は麻薬密輸の舞台となっており、カイルはヤクを盗んだダンテの巻き添えで組織に拉致され、過剰摂取を偽装されて殺されたのだ。それを聞いたネルズは怒りに燃え、組織の人間たちを次々と始末していくのだった。
一方、デンバーに居を構える組織のボス・バイキングは、配下の死が対立する先住民マフィアの仕業だと誤解して、報復のため先住民の1人を拉致して殺害してしまう。こうして、二組の犯罪組織と除雪オヤジの三つ巴戦が展開することに。



「スノー・ロワイヤル」。

以下、蠅の王を読めばネタバレが学べる。

フォト



引き算引き算引き算

オリジナルの「ファイティングダディ」は未見なんですが、この映画、なかなかフレッシュな印象を残します。笑いが入る余地のないとこに妙なユーモアを散りばめているんですよね。死体安置所で対面する時に台が上がるのにえらく時間がかかったり、死亡者が出るたびいちいちテロップが出てきたり、マフィアのコンビがヨタ話に興じたり、ボスに対して「一言余計」な奴がいたりと、このセンスはまさにタランティーノ風です。バイキングことトレバー・カルコートがテンション高くまくし立てる姿は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のディカプリオみたいで可笑しいし、先住民チームにインド人がいたりというしょーもないギャグも最高でした。ストーリーも、適当なようで割としっかりしており、三者の関係がすべて「父と息子」の因果応報話になっているのも面白いところ。

役者陣では、リーアム・ニーソンの兄ウイングマンを演じたウィリアム・フォーサイスが見せる漢気が良かったなあ。あと、ボディガードのムスタングを演じたドミニク・ランバルドッツィと老警官ギップを演じたジョン・ドーマンの2人の登場には興奮。私がイチオシの「ザ・ワイヤー」からハーク刑事とロールズ副本部長が出てくるなんて、嬉しい驚きでした。

とにかく、リーアム・ニーソンのアクションサスペンスものの中では異色中の異色。珍品中の珍品。話も珍だし、ソードオフしてスコープ付けっ放しなライフルが出てきて武器も珍品。20ドルテントで隠すのももちろん珍ってことだし…お後がよろしいようで(笑)
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