門番『ここはラインハットの城だ…太后様のご命令により誰も通すなとの事です…お引き取りを…』
クリス『……』
ラインハットに到着した4人は城の門番によって入城を阻まれ
1年間盗賊として活動していたクリスは
3人を引き連れて
夜襲をかけるつもりだった
カズマサ『夜襲って…普通に王子だって言えば入れて貰えるんじゃ…』
クリス『あたしの正体を知ってるのは両親とお姉様だけなんだよ…大丈夫…城の裏側に秘密の入り口があるから!』
夜になるまで宿で休んだ4人はクリスの指示通りに裏側へと向かい
その入り口は
奇しくも盗賊団がクリスを拐うのに使用した場所と同じだった
カズマサ『おいおい…庭に魔物がいるぞ?どういう事だ!?』
ラム『危ない!伏せて!!』
カズマサ『うわっ!』
ラム『バギマ!!!』
ラインハット城の庭は魔物で溢れかえっており
襲い来るドラゴンキッズは
ラムのバギマによって撃退された
クリス『噂は本当だったんだ…お母様は…ラインハットの太后は…裏で盗賊団と繋がっていた…そして今度は魔物達と…』
カズマサ『どうする?このまま寝室を襲撃するのか?』
クリス『勿論そのつもりだよ…あたしについてきて!!』
ラインハットは現在魔物の支配下にある
そう判断したクリスは太后の寝室を襲撃し
ベッドで寝ている太后を
彼女は容赦なく縛り上げた
太后『き…貴様!?どうやってこの部屋に入った!!?』
クリス『太后様…あたしの顔に見覚えはありませんか?』
太后『知らぬな…者どもよ!侵入者を捕らえよ!!』
クリス『カズマサ!みんな!!こいつは偽物だよ!!本物ならあたしの顔を忘れるはずがない!!』
太后『!?』
カズマサ『なるほどな…だったら遠慮は要らねぇな!メラミ!!!』
太后はクリスの事を全く知らない様子であり
それが偽物である決定的な証拠となった
太后『おのれ…どうして俺が偽物だと…』
クリス『あたしはクリス…6年前に誘拐されたラインハットの王子だよ!!』
太后『王子…だと?』
クリス『あたしは産まれてから…女である事を捨てて王子として育てられた…そんなあたしを…お母様は忘れたりなんかしない!』
レム『貴女がサンタローズの攻撃をした張本人ね…私がバラバラにしてあげるわ!!』
太后『なっ!?この魔法は!!?』
ラム『バギクロス!!!』
カズマサ『これで終わりだ!フレイム!セイバー!!!』
偽太后はレムのバギクロスとカズマサの火炎斬りによって倒され
太后が偽物であった事実はすぐに国中にしれ渡った
本物の太后と王女であるアクアは地下牢に囚われており
クリスはラインハットの真の王女であり
英雄として国民から崇められるようになった
エリス『改めまして…カズマサさん…色々とありがとうございました…』
カズマサ『あ…あぁ…』
エリス『あはは…やっぱり柄じゃないよね?』
カズマサ『そうだな…』
エリス『むぅ…相変わらず君はデリカシーがないなぁ…』
カズマサ『結局…城に残るのか?』
エリス『うん…この国を…そのままにはしておけないから…』
カズマサ『そう…か…』
エリス『本当にありがとう…一緒に居れて…楽しかったよ!』
偽太后の討伐後…
クリスはエリスとして…
ラインハットの第2王女として城の皆に認知される事になり
城に残る決断をしたエリスは
3人を城の外まで送った
アクア『エリス…あんた…一緒に行きたいんじゃないの?』
エリス『行きたいよ…でも…』
アクア『あんたがいない間に女でも王位を継承できるように法律が変わったわ…まぁ…あの偽太后が自分で統治する為だったんだけど…』
エリス『それって…』
アクア『もう無理に男装する必要はないって事…王位も私が継ぐからさ…エリスは好きにして大丈夫よ!』
アクアの計らいで
エリスは旅に同行する事が可能となり
エリスは自室にて
旅の支度を整えた
カズマサ『……』
ラム『カズマサ…クリスが居なくなってから露骨にテンション下がり過ぎよ…』
カズマサ『だって…』
ラム『夜…寂しくても私達の部屋に来ちゃダメよ?』
カズマサ『お…おう…』
その夜…
ラインハットの宿屋ではカズマサが1人寂しくベッドに入っており
そんな彼が目を覚ますと
彼が求めていた少女の姿が目の前にあった
クリス『おはよう!目は覚めたかな?』
カズマサ『クリ…エリス…様?』
クリス『クリスでいいよ…別に…女の子の名前だとしても違和感ないでしょ?』
カズマサ『クリス…どうして…』
クリス『君の旅に同行する事になったの!改めてよろしくね!』
クリスはカズマサと共にいく道を選び
その服装は王女としての服装ではなく
盗賊の頃に近い服装で
髪も綺麗に整えてはいるが
盗賊時代の様に短くしていた
クリス『君はさ…こっちの服装や髪型のが好みだったよね?』
カズマサ『え…うん…まぁ…』
ラム『カズマサは今…クリスを見て卑猥な妄想をしているわ…最低ね…』
カズマサ『な…なにをぉ!』
クリス『ラムもダクネスも…これからよろしくね!』
ラインハットを奪還した4人の次の目的はパパスの言い残した勇者探し…
クリスの権限でラインハット所有の船を自由に使えるようになった一行は行動範囲を広げ
4人は大きさではオラクルベリーと並ぶ街である
サラボナを訪れる事になった
分岐地点までもう少しです
ログインしてコメントを確認・投稿する