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2019年02月02日17:24

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土曜ギリギリ日記339:ナチス第三の男


1929年。ドイツ国防軍の海軍士官であったラインハルト・ハイドリヒは、クリスティナという恋人がいながら、良家の才媛リナに心を奪われてしまう。リナと婚約し、軍での出世を夢見て頑張ろうと決意した矢先、彼は突然軍法会議にかけられてしまった。クリスティナが婚約不履行で訴えたためである。これによって海軍をクビになってしまったハイドリヒは、リナのツテでナチス党に入党、親衛隊トップのヒムラーと面会する機を得た。その場で自分の有能さをアピールしたハイドリヒは、ヒムラーが新設した情報部(SD)の長官に抜擢される。持ち前の観察眼と勤勉さと非情さを発揮し、ドイツ国内外の共産主義組織を暴いていくハイドリヒ。1930年代の前半には親衛隊のライバル組織である突撃隊を粛清して名を上げ、30年代の終わりにはポーランドでユダヤ人処刑部隊を指揮。民族浄化計画の先鋒を担い、党内でユダヤ人を殲滅することに最も心血を注いだ男として総統に評価されると、1941年にはチェコ・プラハ占領区の副総督に任命された。妻リナと子供たちを伴い、意気揚々とプラハ入りしたハイドリヒは、着任早々からユダヤ人弾圧を開始し、チェコ抵抗組織に対する強硬姿勢を見せるのだった。

その頃、亡命政府のチェコ軍兵士たちは英国に駐留していた。亡命政府は、ヤンとヨゼフという2人の兵士に密命を課し、チェコ・ピルゼンに送り込む。2人はパラシュート降下しプラハ市内に潜伏、ハイドリヒ配下の親衛隊兵士たちの目を盗み、現地レジスタンスと合流する。彼らの帯びた密命とは…副総督ラインハルト・ハイドリヒの暗殺であった。


「ナチス第三の男」。

以下、鉄のハートを持つネタバレ。


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フォト



前半は、いかにして一介の海軍士官ラインハルト・ハイドリヒが〈金髪の悪魔〉へと変貌したか…を描き、後半はハイドリヒ暗殺計画の顛末を描きます。全く雰囲気の違う2つの話を見せるので、良く言えば「一粒で二度おいしい」作品。しかし俺的には、著しくバランスを欠いた映画だと言わざるを得ませんでした。後半のハイドリヒ暗殺計画…いわゆるエンスラポイド作戦については、2年前に決定版的な映画が既に作られています。「ハイドリヒを撃て!」ですね。ハイドリヒの背景は一切描かずヤン&ヨゼフら暗殺チームだけに焦点を絞ったサスペンスフルなストーリーで、ショーン・エリスの美しい映像と壮絶な銃撃戦描写で圧倒される作品でした。本作「ナチス第三の男」の後半は、この「ハイドリヒを撃て!」を短縮させて駆け足で語るだけのシロモノで、ヤン&ヨゼフに感情移入の余裕がありません。しかも延々とハイドリヒのザックリした立身出世伝を見せられた後にいきなり暗殺サスペンスアクションに切り替わったら、困惑しかないですよ。
前半のハイドリヒ伝も尺の都合でやたら駆け足だし、ハイドリヒがただ機械的にユダヤ人を虐殺していただけの無感情人間にしか見えないしで、正直面白くないんです。ハイドリヒって、イメージは狡猾なキツネ、いわゆるスネ夫的キャラだと思うんですよ。ヒムラーのために突撃隊レームを陥れるクダリ…いわゆる長いナイフの夜事件(ビスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」参照)や、民意として民族浄化思想を植え付けようとした水晶の夜事件など、謀略家としてのハイドリヒを全く描いていません。演じているのがジャガイモみたいなジェイソン・クラークってのがそもそものミス。昔ならエドワード・フォックス、今ならトム・ヒドルストンがやってくれたら納得なんですけどね。

リナ役に、俺たちの「おっぱい弁護士」(トム・クルーズ主演「アウトロー」参照)ロザムンド・パイクが出てきたり、ヤンの恋人役をミア・ワシコウスカが演じたりと、俺好みのオンナたちが揃っているにも関わらず、残念ながら興奮できない出来の本作。いくら原作がベストセラーだからって、映画が良いとは限らないのです。ああ、もう一度「ハイドリヒを撃て!」を観たい!

…暗殺にステンMk�兇鮖箸Δ里魯瀬瓩辰討海箸藁匹�分かりました。
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