ごく普通の大学院生ミッチ・ラップは、スペインのビーチリゾートで恋人にプロポーズ。結果彼女からOKをいただき、この旅行をハネムーンとすることに成功した。浮かれたミッチは彼女をビーチに残し、ホテルのプールサイドにカクテルを取りに行く。が、飲み物を受け取ったその時、ビーチでAK47の銃声が鳴り響いた。イスラム系テロリストたちが観光客を標的に、無差別乱射を行ったのだ。被弾しながらもビーチに走るミッチだったが、すでに彼女は撃ち殺された後だった。
18ヶ月後、イスラム過激派勧誘サイトにログインし、テストをパスしてリクルートされたミッチは、晴れてテログループに迎えられ、リーダーと対面する。その男は、スペイン乱射の首謀者だった。この一年半、ミッチはたった1人でこの男を追跡し、おびき出すためにイスラム教・格闘術・射撃を独学で学びテログループに潜入を果たしたのだった。しかしこのテログループは、CIAの攻撃目標であった。特殊部隊がアジトに突入し、首謀者を含む全員が射殺されると、ミッチはCIAに拘束される。執念で復讐を果たそうとした危険人物として収監されそうになるが、CIA副長官ケネディは彼の「資質」を見抜き、老獪な元シールズ、ハーリイにその身柄を預けることにする。ハーリイは、CIAの暗殺部隊オライオンの指揮者として、ミッチに殺し屋のイロハを叩きこんでいくのだが、個人的感情…というより激情に身を任せて暴力的なミッチに手を焼くことに…
「アメリカン・アサシン」。公開終了ギリギリで観ました。新しくなったTOHOシネマ日比谷、初見参です。
以下、ネタバレ・アサシン


原作は、ヴィンス・フリンのミッチ・ラップシリーズの一編。「謀略国家」だったか、二見文庫の翻訳を読んだ記憶がありましたが、すでに暗殺者として完成しているミッチの話でしたから、フツーのアクション小説だったという印象しか残りませんでした。今回の話は、たぶんシリーズのエピソード0的な位置づけなんだと思います。
で、映画の出来ですが…
うん、まあまあですよ。B級アクションとしてはかなり良い感じ。核物理学者はこっちが抑えた筈なのに、何故にゴーストは爆弾作れちゃったんだ?という疑問は有るにはあるけど、シンプルでスピーディな展開となかなか激しいアクションは楽しめました。オライオン訓練シーンなんか、中身も見た目も新鮮な感じ。その訓練で「イッちゃってる」ミッチと、「イッちゃってる」ハーリイの気狂いぶり対決の面白さね。この2人が暴れてるのをいつまでも見ていたくなります。
主役のミッチを演じるのは、「メイズランナー」弱者の俺にはお初となるディラン・オブライエン。彼のアクションも良かったけど、なんと言ってもハーリイ役、マイケル・キートンね!スパイディの時にも感じましたが、この人はもう出てきただけでゾクゾクしますね。何かやらかしそうな雰囲気満点で。悪役は、ヒーローのイメージが強いテイラー・キッチュ。善玉に悪役専科のスコット・アドキンスが出てたりしますね。
レンタルが出たら、ぜひどうぞ。
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