しかも『無料』の。
帰りには実況したくなるだろう、きっと。
用事(物見遊山)が済んだら家に帰る。
それで、何処へ行っても日本中の何処にでも住むお前らの顔を思い浮かべる。
一人一人の顔なんて知らなくても、どうせ誰もがみな、同じだ。
ネクタイが絞殺されているように感じて、スカートスーツは学生時代に戻ってしまったと錯覚する、そんな風な感じ方をするお前らの顔を思い浮かべる。
縄張りを主張しているのではなくて、存在を主張している変人達。
どんな街の何処にでもテリトリーを主張すると見せかけて存在証明を訴え続ける淋しんぼう。
煩わしい、煩わしい、煩わしい、お前らが半径一メートルの場所にまで寄ってきて存在を主張すると救いがたく煩わしいと感じる。
でも、お前らが主張するその戯けた存在証明を嫌いになれない、むしろ安心する。
いつも、いつも、いつも、いつも、お前らがその街に生きている事実に安心を覚える。
間近で顔を見ているのは激しく煩わしいのに!。
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