高校生ジョニー・リコは、イケメンのフットボール選手。裕福な両親に育てられ、卒業後はハーバード進学も決まっていた。しかしガールフレンドのカルメンが地球連邦軍への入隊を決めたことから、自分も軍に入ることを決心する。敵は、クレンダス星に住む蜘蛛型生物〈アラクニド〉らバグたち。過酷な新兵訓練を経て、成長と挫折を繰り返したジョニーは、ついにクレンダスに派遣されることになるが、そこに待ち構えていたのは想像を絶する殺傷能力を有したバグの大群だった…
というのが、もはやカルト映画と呼んでもよい「スターシップ・トゥルーパーズ」。手がもげ、脚が飛び、血液と虫汁が噴出するトンデモ変態SFなんですが、公開から20年という微妙な古さが味となり、今見たらパーティ映画として最高の一本。軍隊賛美のように見えて、その実、軍隊を猛烈に皮肉った(というかバカにした)描き方をしているのも特徴。その皮肉は、「ロボコップ」の発展形とも言えますね。制服のナチっぽさ、ムチ体罰など、ちょっとどうかしていることでも話が尽きません。
先日中古で1と2のDVDツインパックを見つけ、買ってしまった次第。というわけで、今日はST祭りです(笑)


戦場でバグたちに囲まれ、将軍とはぐれた小隊の面々が、何とか前哨基地に逃げ込んだ。基地の人間たちは既に退却しており、味方はいない。いるのは、焼却炉に閉じ込められていたダックス大尉だけだった。小隊長ディルは、ダックスに上官殺害の過去があることを知り拘束を続けるが、部下のサハラが拘束を解いてしまう。歴戦の勇者であるダックスは、基地を襲ってきたバグたちを撃退するが、そこに消えていた将軍が現れる。将軍は、自分を助けてくれた3人の兵士を伴っていたが……
「スターシップ・トゥルーパーズ2」は、物体XテイストのB級SF。前作とは全く関係ありません。戦争アクションシーンは低予算のため、とにかくショボいです。銃のマズルがストロボ発光して発砲表現ですからね。でも、ドラマの絶望感はなかなか。フィル・ティペットさんの初監督作品なんですが、ゴア描写は結構頑張っていました。それに、ラストの痛烈な軍隊批判もグッドです。


農業植民星ロクサンの基地司令官となったジョニー・リコは、地球から来た総司令官アノーキを出迎えた。それを知ってか、バグの大群が基地に押し寄せる。アノーキと護衛海兵隊員らは宇宙船で脱出、小惑星OM-1に不時着する。軍はこれを機にアノーキのホログラムを使いプロパガンダに使用、小惑星からの救難信号を黙殺してしまう。一方、基地を全滅させてしまったジョニーは軍法会議にかけられ死刑を宣告されるが、政府に逆らいアノーキ救出を目論むハウザー将軍に助けられ、OM-1へと向かうのだった。
「スターシップ・トゥルーパーズ3」1作目の世界観に戻した3作目。バーホーベンも製作としてカムバックしています。地球連邦軍のナチス化に拍車がかかり、戦争反対論者を容赦なく死刑にしてしまう政府の怖さも描いていました。それにしても、バグ側の究極兵器が〈宗教〉というのが斬新。風呂敷を広げ過ぎた感はあるけど、警察(ロボコップ)→軍隊(ST)→宗教(本作)と皮肉の矛先を変えてくるバーホーベン先生の目のつけどころにも感服です。
ログインしてコメントを確認・投稿する