※ネタバレ注意!
1920年代のボストン。大戦帰りの若者ジョー・コフリンは、相棒ディオンと組んで銀行を襲うギャングとして生きていた。警察幹部である父に睨まれながらも、巧みに逮捕を逃れていた彼だったが、エマという女と恋に落ちたことがつまづきの始まりだった。エマはアイリッシュマフィアのボス・ホワイトの情婦だったのだ。ホワイトは密造酒販売の利権を巡り、イタリア系マフィアのペスカトーレと抗争の最中で、血も涙もない冷酷な男。エマと寝ていることを知れば、間違いなくジョーを殺すだろう。エマとの仲を知ったペスカトーレからは「私の部下になってホワイトを殺せ」とオファーされるが、ジョーは争いを避け、エマと駆け落ちする道を選ぶ。しかし土壇場でエマが裏切り、ジョーはホワイトの手に落ちてしまう。拷問され、殺されかかるジョーだったが、その命を救ったのは父が率いる警察であった。強盗の罪で逮捕され、服役することになったジョー。拘留中に、エマがホワイトから逃れようとして死んだと聞かされていた彼は、出所した足でペスカトーレの門を叩き、イタリア系マフィアの一員として生きることに決めるのだった。マイアミに拠点を移したホワイトに打撃を与えるため、フロリダ・タンパに派遣されたジョーは、復讐を胸にラム酒密造と闇酒場の事業を拡大していくのだが……
「夜に生きる」。デニス・ルヘインの大河小説の2作目を、ベンアフが渾身の力で映像化したギャング映画です。クラシックでロマンチックで優等生的なスカーフェイス、といったところでしょうか。しかしギャングものにしてはキレが悪く、ロマンス映画にしてはバイオレンスが過ぎて、大河ドラマにしては風格に欠けてダイジェスト版のようなエピソードの羅列という印象。やはり物足りなさは感じられます。でも、ストーリーが面白いのは間違いないので、ヒイキメかも知れないけど、ハズレとは言いたくないですね。ルヘイン好きならマストだし、ガンマニアなら「これぞブローニングBAR!」と言いたくなるシーンもあります。ワーナーだし、廉価で出たらBlu-ray買いますわ(笑)
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