昨日は鬼のような1日。午前に埼玉で内視鏡をこなし、夕から映画…
とある町の、小さな診療所。病気になった院長の代理として、女医ジェニー・ダヴァンが赴任する。気管支炎、蜂窩織炎、腰痛…いろんな患者が朝からやってくる中、一人で治療にあたるジェニー。医大生ジュリアンが研修に来ているが、こいつがなかなか使えない奴で、ついつい小言を口にしてしまう。今夜も7時に診療時間終了というのに、8時になって入り口のブザーを鳴らす患者が来たのだが、ドアを開けようとするジュリアンにイラッときた彼女は、「診療時間を過ぎてるんだから、出る必要はないでしょ」と制するのだった。そして翌朝、ジュリアンはバックれて、おまけに警察がやってくる始末。警察が言うには、昨夜8時に診療所にやってきた患者が、近所で死体となって発見されたらしい…
「午後8時の訪問者」。ダルデンヌ兄弟の新作です。
最初の時点で、8時にやってきた人物が殺害されたことが判るので、まあ、ジェニーが診察しなかったせいで病死したという最悪展開は避けられているんですが、入口の防犯カメラによると、訪問者は誰かに追われ診療所に逃げ込もうとしていた様子なんですね。もしジェニーがドアを開けてさえいれば殺人は起きなかったかも知れません。その事実がジェニーに重くのしかかり、彼女を探偵化していくんですね。身元不明の被害者の名前だけでも突き止めたい。家族に知らせて、名前のある墓に埋葬してやりたい。そんな思いが強くなり、ジェニーは聞き込みを始めます。聞き込みから真実に至る過程は、オーソドックスな私立探偵小説のノリで、サスペンス要素が多く引き込まれますね。ダルデンヌ作品の中でも娯楽性の高い一本。医療従事者はマストな作品でした。


ボストンでアパートの修理人・便利屋として働くリー・チャンドラーは、誰とも親しくなろうとしない孤独な男。そんな彼の元に、兄ジョーの訃報が届く。兄の住んでいたマンチェスターに向かうリーだが、その胸には、どうしても乗り越えがたいマンチェスターでの過去の思い出が去来していた…
という「マンチェスター・バイ・ザ・シー」も鑑賞。
いやぁ、これ素晴らしいです!ラララよりもムーンライトよりも、ストーリー・俳優の演技のどちらも上。リーと甥パトリックとの共同生活が、重いようでどこか可笑しく、回想の船シーンの明るさと共に暗鬱な話に終始しないようにしています。オチのつけ方もグッドだし、編集の妙味にも惹かれました。回想場面の挿入タイミングが最高に良いんですよねー。
あと、元妻ランディとバッタリ再会した場面での二人の演技ね!震えと涙が同時に来たのは久しぶりだったなー(笑) 超オススメ!


最後は「スプリット」。シャマランの話題作。23人の人格を持つ男が3人のギャルを誘拐監禁する話ですね。
これは、何を書いても未見の方にはノイズになるからあえて記しませんけど…
マカヴォイの演技は凄い、とだけ言っておきましょう。
あと
「シャマラン・シネマティック・ユニバース」が始まるってことも(笑)
…さて、今週土曜日はベンアフで、来週水曜日はメッセージ。この二本もマストですよね!
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