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2017年02月22日17:21

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水曜クビクビ日記424:雨の日は会えない、晴れた日は君を想う


ニューヨーク…金融会社の重役として裕福な暮らしを送っているデイビス・ミッチェルは、ある日妻ジュリアの運転するクルマに乗っていて交通事故に見舞われる。ジュリアは死亡し、社のトップである義父フィルは失意から彼を責める眼差しだ。しかし、デイビスには何の動揺もない。なぜならジュリアに対して全くの無関心だったからだ。実を言うと、涙すら出てこない。果たして妻を愛していたのかどうかすらわからないのだ。しかし、妻が死んだと聞かされた病院で、すでにおかしな感覚に襲われていた。細かいことが気になるようになったのだ。病院の自販機で菓子を買って食べようと思ったら、機械トラブルで菓子が出てこない。だから自販機会社に苦情の手紙を書いた。妻と共に事故に遭い、自分だけ助かったことなどもこと細かに書いてだ。その後も、冷蔵庫の水漏れ、職場のトイレのドアの軋み、パソコンのフリーズなど、普段なら気にも止めない「問題」がまるで病気のように自分の心を蝕んでくる。そんな時、フィルが言った言葉を思い出した。問題が起きたら、まず分解して、もう一度組み立て直せ…果たして全てを分解破壊した先に、答えは見つかるのだろうか?デイビスは、冷蔵庫を壊し、トイレを壊し、やがてジュリアと生活した家までも破壊していくのだが…

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「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」。ダラスバイヤーズクラブや私に会うまでの1600キロでお馴染みのジャン・マルク・ヴァレ監督の新作。この人の映画、〈常識に囚われないやり方で、失意から一歩踏み出す〉的な話が特徴ですが、今回もまさにそんな感じ。さらに、昨年の「永い言い訳」と設定も着地も似ているのも興味深い。日本人とアメリカ人の違いを見るのも面白いかも。いま最もハズレのない俳優ギレンホールも面目躍如。感情鈍麻からキチガイ、そして〈本当の自分〉へと至る軌跡を見事に演じていました。時代遅れのワゴン車の謎と、あのメモが出現し、彼が初めて感情を見せる場面で、ちょっともらい泣きしちまいました。なかなかの逸品です。オススメ!
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