時は大恐慌の時代。西部を大嵐が襲い、少年ホイットの家も畑を失った。両親はカリフォルニアに移住し綿花摘みを始めるというが、ホイットは一緒に行きたくはない。彼は一家の穀潰しである叔父に憧れていたのだ。
その叔父…レッド・ストーヴォールは、落ち目のカントリー歌手。ジャズピアノも弾ける才人だが、酒と女で身を持ち崩したダメ人間だった。しかし再ブレイクを夢見て、ナッシュビルの有名音楽番組〈グランドオールオープリー〉のオーディションを受けるつもりでいた。生家のあるメンフィスに帰りたがるおじいちゃんはレッドに同行すると表明、ホイットもレッドとおじいちゃんについていくことにした。オクラホマで昔のマネージャーから借金を回収し旅費を稼いだ一行は、アーカンソーを経てやっとのことでテネシーに辿り着く。レッドは早速ナッシュビルのステージに立つのだが、その時には既に持病の肺結核が悪化し、死の直前という状態であった…
「センチメンタル・アドベンチャー」。イーストウッド主演作の中でもシミジミと泣ける珠玉の一本。息子カイルをホイット役に据えて、擬似親子的コンビのドラマを紡いでおります。歌にギターにピアノにと、「ミュージシャン・イーストウッド」の顔が全面に出ているのは珍しいですよね。オススメでございます。
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