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2016年05月19日17:14

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悪魔の囁き再び

昨日、文芸社という出版社を名乗る人から電話があった。10年近く前に応募してしまった悪徳自費出版詐欺の会社。今回、また連絡してきたのは、会社の設立10周年?とかで、文庫本を出版する事になり、私の過去の作品もその対象にしたいということ。
10年前だったら飛びついた。今も、ただでやってもらえるならこんな嬉しいことはない。けれど、『文庫本ということで、費用をおさえての…』つまり、また私も大金を出せということです。
またね、うまいことを言うんですよ。『本当に、良い作品をお書きになりますよね』『限られた方だけのご案内です』 小説家になりたくてなりたくて必死だった頃なら、騙されているとわかっていても、少しの可能性にかけてしまっただろう。だけど、20代の頃と、30代半ばになった今では違うのだ。
小説を書いていたパソコンが壊れ、結婚して生活がやっとでパソコンも買えない。しかも夫の借金が発覚して1円たりともムダにできない今、本当に書店に並ぶかどうかもわからない小説に大金を出せるわけがない。そもそも、才能があったら今頃は作家で食べていけてるし、あんな男とも出会わなかったろう。
10年たてば人は変わる。でも、悪徳業者の悪徳っぷりは、変わらないな。
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