PHP新書819
日本のリアル
農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う
2012年8月31日 第1版第1刷
著 者 養老孟司
発行者 小林成彦
発行所 株式会社PHP研究所
構 成 秋山 基
写 真 福田一郎(第一章)、JTBフォト(第三章)
ISBN978−4−569−80698−3
C0230
目次
まえがき
第一章 現代人の日常には、現実がない 養老孟司×岩村暢子
進む食の「個化」
「ご馳走」の意味合いが変わった
震災後、家族の絆は回復したか
絆をお金に換えてきた日本人
アポがなければ集まれない家族
生活保護は経済問題ではなく、家族の問題
「嫁姑問題」の中身がすっかり変わった
サラリーマン育成の教育
容易に物事が信じられない世代
新宗教ブームはなぜ起きたか
「そんなに言うなら、実際にやってみろ」
「ミーフェチ世代」の登場
「人生の意味は自分の中にはない」
日常から消えた「現実」
第二章 田んぼには肥料も農薬もいらない 養老孟司×岩澤信夫
田んぼを耕さないコメ栽培
天啓を受けて
篤農技術は伝承されない
冷害に打ち勝った不耕起
冬期湛水で無農薬・無肥料を実現
なぜ虫は消えたのか
現代の田んぼでは耕すことに意味はない
農業で成功したかったら国のやり方に従うな
肥料不足による食糧危機に備えよ
都会の人が農業に取り組むべき理由
マンションのベランダでコメが採れる!?
田んぼで飲み水を浄化する
将来のタンパク源? 大豆の栽培に取り組む
仕事は守りに入ったら終わり
第三章 山と川に手を入れれば、漁業は復活する 養老孟司×畠山重篤
海は生きていた
赤い海を青く
漁師が森に木を植える
広葉樹林と鉄分が海の生物を育てる
最初に助けてくれたのはフランスだった
「フォレストヒーローズ」アジア代表に選ばれる
かつてニューヨークは世界一のカキの産地だった
国連が認めてくれた
ウナギも戻ってきた!
ダムをつくったことにすればいい
気仙沼ユートピア計画
日本の漁業の問題点
震災後、しばらくカキとジャガイモばかり食べていた
第四章 「林学がない国」の森林を救う 養老孟司×鋸谷 茂
川と森がつくってきた歴史
山から材木をどう運ぶか
「日本には林学がなかった」
健全な森とはどのような森か
健全な森をつくる密度管理
人はもともと自然を見る目をもっている
伐らずに枯らす間伐法
山に人間はいらない
なぜ昔の林業はもうかったのか
戦後の林業には技術がなかった
山を個人に任せていいのか
日本の森林は外材輸入で守られている
日本の自然林は1000年ぶりに豊かさを取り戻した
林業は採算が合う
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