菊川市の南東の丘稜地に、国指定史跡の「横地城跡」があります。
平安時代末期からこの地を治めた横地氏一族が築いた山城です。
遠くは遠州灘が見渡せる山の頂にあり、地区の名称の由来でもあ
ります。
この城跡でこの春、地区の住民にによる手作りイベント「先刻の横地
さん大集合」が開かれます。
横地氏は、源氏の嫡流の家系を始祖として、鎌倉御家人や足利将
軍家近習として仕えていた。室町時代初期に横地城を築城し、中世
の遠江を代表する名族として勢力を誇った。
1476年、遠江に侵攻した今川義忠の猛攻を受けて、連合して戦った
勝間田氏らとともに落城した。十四代目の城主の菊池秀国は打ち死に
し、残る一族は全国各地に散らばり逃げたという。現在、全国に約千五
百世帯ある横地姓は、この地から逃れた横地氏の子孫だという。
手造りイベントの内容は、
全国に散らばった横地氏の子孫を先祖ゆかりのこの地に招き、横地
氏を忍び、地元住民との交流を楽しんでもらう。現在、地元には横地氏
姓は1軒もなく、今川氏に一族全員が殺されると、全員が逃げ出したので
しょうね」と地元の人は言う。
イベントは30年前から5年ごとに開催、毎回多くの横地氏が絲ズレるという。
今年の開催は桜の時期と合わせて4月3日に開催するという。40世帯が
参加する予定だ。地元住民らが、金の玉を崖から落としてそれを拾うという
当時の山岳戦訓練「金玉落とし」を再現。子供たちによる歓迎会も開き、全国
からの横地さんをもてなす。
城跡周辺は県立自然公園に指定され、豊かな自然があふれている。近年の
城ブームもあり、自然と歴史が楽しめる遠州地方の観光スポットとして人気が
高まっている。「城跡は地元が誇る貴重な財産。横地さんは勿論、多くの人の
憩の場所にしたい」と鈴木代表。今後も地元住民が協力して、草刈りや散歩道
の整備等周囲の自然環境を守る活動を続けていく。
、
ログインしてコメントを確認・投稿する