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2015年08月18日19:36

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DVD終焉の序曲:第97回『悪魔を見た』

国家情報院捜査官キム・スヒョンは、婚約者ジュヨンからの電話を受けた。運転中だったジュヨンは暗い夜道でクルマをパンクさせてしまい、ロードサービスを待っているという。待っている間、心細いのでスヒョンの声が聞きたかったようだ。仕事中で手の離せないスヒョンは早々に電話を切ってしまうのだが、これがジュヨンとの最後の会話になろうとは知る由もなかった。

クルマから忽然と姿を消してしまったジュヨン。父である元刑事チャンとスヒョンが気を揉むなか、とうとうジュヨンの遺体が川で発見される。遺体は首などをバラバラにされた、悲惨な姿であった。

スヒョンは職場に半月間の休暇を申し込み、後輩捜査官からGPS付きカプセルを借り受ける。元の職場から情報を得たチャンが、スヒョンに捜査状況を教えていた。バラバラ殺人の手口から、警察は容疑者を4人に絞っているらしい。スヒョンはその一人一人に当たり、真犯人を見つけ出そうと考えていた。警察の目を盗み、一人目、二人目と容疑者宅に侵入し、暴行/尋問を繰り返すスヒョン。だが、二人ともジュヨン殺しとは無関係だった。そして3人目・・・チャン・ギョンチョルの家を訪ねてみると、そこには老いた両親と、ギョンチョルの一人息子サンウォンの姿しかなかった。サンウォンから、ギョンチョルのねぐらの場所を聞き出したスヒョン。行ってみると、廃工場のような汚い家で、ギョンチョルは留守であった。スヒョンは証拠を探そうと家の中を探ってみる。そして排水溝の中に、ジュヨンのはめていた婚約指輪を発見するのだった。

チャン・ギョンチョルは、進学塾の送迎バスを運転していた。容疑者たちが半殺しのメに遭っている事で警察が彼に面会を申し込もうとしたところ、当のギョンチョルは、殺人容疑で捜査の手が伸びたのだと誤解し、開き直る事に決めた。好きなだけ女を嬲り、ぶっ殺してやる・・・そこで、バスに残っていた女子生徒を拉致し、あたりを付けていたビニールハウスに連れ込んで強姦しようとする。と、そこにスヒョンが現れた。バスにGPSを仕掛け、ここまでギョンチョルを追跡していたのだ。警察もいない中、スヒョンは亡き恋人のため壮絶な復讐を開始する・・・



『悪魔を見た』。廉価ブルーレイを待たず、たまたま中古DVDを手に入れたので再観賞。これは、韓国ノワールの一つの到達点というべきキム・ジウンの監督作です。もう残酷描写が究極的に露骨で、正直吐き気すら催すほど。ギョンチョル=チェ・ミンシクの最凶なキャラは映画史に残るほどだし、スヒョン=イ・ビョンホンの憂いは観客の胸に突き刺さります。胸焼け覚悟で、韓国映画の凄さを堪能するには最適の一本。オススメ!

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