田舎館村「田んぼアート」、最低最悪な施設、対応、おもてなし
昨日、東京から新青森行き最終で、青森で泊まり、今朝、9時50分だったかのつがるで弘前、そこから弘南鉄道で「田んぼアート」駅に行きました。
インターネットで見た、田んぼアートというものを一目見ようということで、時間とお金を投資したのです。大阪から田んぼアートは、鉄道の距離にして1,230kmくらい、正規の運賃料金で片道3万円くらいかかります。噂の田んぼアートを見るために、それだけの期待をしていました。「もしかして、あまりの素晴らしさに感動したらどうしようか」、とか、「そういうのを見て日本人でよかったと感じられるのかな」とか、そんな期待で弘前を、そして正確には弘前の隣の田舎館村というところを目指したのです。
昨日、東京駅で自由人村上社長に会ったとき、この村の村議が塾生だという話を聞きました。そういえば、名刺も交換していました。
でも、私は、観光旅行は特権的な旅行をしない主義です。村議の知り合いだからと、優先入場するような旅行では、観光地の正しい評価ができません。その観光地が、親切で正確な案内をしているか、観光産業の従事者はもちろん、地域の人が観光客を受け入れる姿勢を持っているかをしっかり見ています。
私はいつも観光地の悪口を書いていますが、これは、私が通訳案内業の資格(1990年代に取ったものだから今よりレベルが上)と、一般旅行主任の資格と、韓国でホテル支配人になれる国家資格と、観光学専攻の学士と、国家試験で取った学芸員補の経歴を必要としない学芸員の資格を持つ者として、それぞれの観光のコンテンツやサービスを評価しているからです。別に、何の権限があるわけもなければ、ワインの点数を決めるパーカーさんみたいに権威があるわけでもないですが、観光について何も知らない馬鹿な地方公務員らが私の意見を聞き入れれば、少しは観光振興にはなるだろうという、専門家としての自信はあります。
ボッタクリとか、まずいものを提供するとかは、やはり許せませんからね。
さて、田んぼアート駅には11時ごろについたのですが、そこは第2会場らしいです。3階建てくらいの高さの物見やぐらみたいなところから下の田んぼをみれば、スターウォーズの広告みたいな絵が見られるというものです。私が来た時にはすでに20分待ちになっていて、私が並んだすぐ後に、一気にずらずらと列が長くなりました。
列が長くなるのは、整理する係が馬鹿なのだということが分かりました。効率よくさばけばいいのに、まったくもたもたしています。しかも、田舎の人たちはマナーが悪いので、狡猾に微妙に順番抜かしをします。私の前におばあさんが入り込んできたのですが、その人は順番が来たら4枚だったか切符を買って、家族を呼び込んだのです。こんなことしているから、列がなかなか進みません。他の観光客は、整理しているお姉さんと記念撮影なんかしていました。その間、列の流れが止まります。その姉さんも姉さんで、警備役のくせに撮影に応じるのもどうかしています。
とりあえず、そうして、第2会場のスターウォーズは見ましたが、たったそれだけ。そんなに感動するものではありませんでした。というか、アートだからと、食用にならない稲を植えて色を付けているみたいで、それが残念。食べられる稲で表現できれば感動できるけどね。入場券200円。
警備の人が、第1会場に行くともっと良いよと言うので、そちらに行こうとしたら、連絡バスという白ナンバーの9人乗りワゴンは、すでに発車していて、次の車まで1時間半ほど待たないといけません。会場間の移動は車で3分ということですから、こんなの、15分とか20分間隔で運行できるはずですけどね。不便。不親切。あっても無意味。観光客のことを全く考えていない馬鹿な田舎館村長とクソ木端役人らに怒りがわきました。
仕方ないので、案内の人にタクシーの電話番号を聞いてタクシーを呼びました。第1会場まで1,110円も払いました。
それで、第1会場の田んぼアートを見ようとしたら、「整理券のない人は入れません」ということでした。それが、整理券は先に来た主として青森県の人が先に取ってしまったようで、私が12時前についた時点では、2時半以降で、並ぼうとしたときにはすでに4時以降しかないというのです。
私は、大阪から1,000キロの長距離で来たこと、帰りの電車が弘前15時16分でないと今日中に家に帰れないこと、一人で来ていること、お金なら10倍出しても良いと言ったのですが、列を整理しているオレンジ色の服を着た体の大きいおじさんに、「来年来てください」と手のひらで追い返されました。
この瞬間、悲しみより怒りがこみ上げました。
来ている人の車はほとんどが青森ナンバー、一部が八戸くらいです。私ほど遠いところからきている人はほとんどいないはずです。あの悪徳USJでも、一人なら一人用の優先レーンがありますし、お金を払えば待ち時間を短縮することもできます。1,230キロも離れた大阪から、この田んぼを一目見ようとはるばる来た客を、何の案内も対案も提示せずに「来年来てください」(「一昨日来やがれ」より挑発的だと思います)と手のひらで追い返すのが、この田舎館村の「おもてなし」なのです。狂っています。
少しばかり有名になり、少しばかり観光客が増えれば、一人や二人の観光客は粗末にしても良いですか?村長よ、あんたらは傲慢の極致、狂っていますよ。
そもそもは、15分単位で30人か40人しかさばけていないのに問題があります。小さなエレベータだけを使用して、階段を使用禁止にしているとか、欄干が貧弱だから入場制限をしているとか。そんなのキャパを増やすとか、オペレーションを工夫すればもっと観光客をさばけるでしょう。
展望台でなくても、建物の3階か4階にも窓があるわけで、そこを見学用の回廊スペースにして、「その高さでよければどうぞ」と案内することもできたはずです。
どうしても急いでみたい人のために、USJみたいに急行券を設けることもできたはずです。
片道3万円の交通費を出してわざわざ来ても、手のひらで追い返されたら、その村に対してどんな思い出が残りますか?残念を通り越して怒りと憎しみしか残りません。私はもう二度と、この不親切で馬鹿な村には行きません。
せめて、見られないにしても、もう少し誠意を見せて断れませんか?
せっかく来てもらったから、なんとしてでも見て言ってもらいたいという気持ちを持つのが普通だと思うのですが、「ほら見ろ、お前なんかが来なくても、ここにはこんなに観光客がいるんだ。おまえは帰れ。」そんな態度であれば、いずれは観光客も来なくなります。少なくとも、リピーターは来ません。
私が村長なら、「今ここで1万円ふるさと納税をしたら、待たずに見られる優先チケットをペアで上げますよ」とでも言って、自分自身がはっぴでも着て切符売りでもしますよ。旅行する人にとって、時間と空間はお金で買うものです。田んぼアートを見ることの価値そのものは200円くらいの効用かも知れませんが、わざわざ1,230キロの距離を克服して来たからには、当日の入場料が2,000円でも払う人は多いでしょう。家族で行って一人2,000円とか取られたら大変ですが、一人なら、5,000円くらいは待つことを考えたら許容範囲です。
そもそも、この村の観光政策そのものが存在しないに等しいのです。この田んぼアートを見るために、田舎館村に泊まった人は何人いるのでしょうか?みんな青森や弘前に泊まったはずです。では、この田んぼアートを見て、この村の飲食店でご飯を食べて行った人はどれだけいるでしょうか。
私が見た限り、整理券をもらって順番を待っている人が、役所の駐車場に設定された縁日の売店みたいなところでうどんとかおでんを買っていた程度ではないかと思います。そもそも、その村に客を受け入れられるだけのまともな食事を出す店があるかどうかの情報もないのですから。臨時の売店も、どんな利権か分りません。あそこに店を出せば、何もしなくても儲かることは明白です。どんな基準で入店したのかが気になりますね。コネかな。
観光産業も、ポーターのいう産業クラスタのように、複数の産業が有機的に結合して発展する形にならなければならないのですが、この田んぼアートで村がどのように潤ったのかはよく分かりません。タクシーの運転手が言うには、村が有名になって客が増えたとはいうものの、タクシーの売り上げがそれで増えたかといえば、たまに私のような客を乗せることがあるくらいで、宿泊も飲食も波及効果はないらしい。
しいて言えば、最初はタダだった見物料が200円になって、役所だけが200円からエレベータの電気代を引いた分が儲かるようになっただけとか。(エレベータは電機以外に保守料もいりますし、200円で設計して田植えして刈り取るまでの経費を引いてどれだけ収益になるのかはわかりませんが。警備員の人件費のほうがかかっているかも)
すごいもののように言いながら、会場は二つで、絵も二つ。たったそれだけ。もっといろいろな絵があって、エスカレータでのぼって回廊をぐるっと回って複数の絵を見て下りるようなコースができれば、そちらのほうが流行るでしょうね。
第一会場には入れないということで、私は、少し待って、1日3本のバスに乗って、弘前に戻り、行政書士の隊長先生の事務所に挨拶してから、特急つがるで弘前を出て、新幹線を乗り継いで家に戻りました。
田舎館村。最悪です。
遠路はるばる来た観光客を手のひらで追い返す不親切で野蛮な田舎です。
村長も、木端公務員もアホで、有名になっても観光政策ひとつ樹立できない後進地域です。
たまたま増えた観光客を十分に満足させるためのハードウェアはもちろん、比較的少額の投資でできるはずのソフトウェアすら準備ができていない心から貧しい村です。
村おこしをしながら、村民にその経済的恩恵を還元できていない無能な役所です。
切符が売り切れて入れないことはあります。それはしかたありません。
しかし、オレンジの服の案内係の男に粗末に、無下にされた怒りと屈辱は忘れません。
私のような被害者が出ないように、日本語でも、韓国語でも、この野蛮な村のネガティブな経験を発信し続けます。
ログインしてコメントを確認・投稿する