試合終了のホイッスルが鳴ると、米国のワンバックはピッチにひざまずいて両拳を突き上げた。有終の美を飾るW杯初制覇。悲願をかなえた立役者はロイドだった。
立ち上がりから攻勢に出て、開始3分のCKから前半16分までに4連続ゴール。ロイドはセットプレーから最初の2点を決め、ハーフウエーライン付近からのロングシュートでハットトリックを達成。通算6点で得点王に並び、最優秀選手に選ばれた32歳は誇らしげに「私たちは歴史をつくった」と喜びを表した。
ロイドは、後半途中から出場したワンバックの腕に、自身が着けていたキャプテンマークを巻いた。「私はいいと言ったのに、彼女は聞き入れなかった」とワンバック。「次世代をまとめるリーダー」と認めるロイドの粋な計らいに感謝した。
ロンドン五輪金メダルの米国は、4大会ぶりでW杯女王の座に返り咲いた。若手が成長して世代交代が軌道に乗ってきた。そして、ワンバックからロイドへ、エースのバトンもしっかりと引き継がれた。
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