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2015年04月07日13:24

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DVD終焉の序曲:第73回『海外特派員』


1939年、ニューヨーク。大新聞社<モーニンググローブ>の社主パワーズは、キナ臭くなってきた欧州の現状を報道する新たな方法を考え始めていた。何せロンドンに派遣しているベテラン記者は通り一遍のことしか書いてよこさず、退屈すぎるのだ。そこで、新鮮な視点でヨーロッパの今を報告させようと思い立つ。ということで、白羽の矢が立ったのは社会部犯罪担当記者ジョニー・ジョーンズ。このジョニー、特ダネのためなら警官と殴り合うことすら厭わないヤンチャな男で、世界大戦が始まろうとしている欧州の知識はゼロというとんでもない逸材だった。ジョニーはいきなり<海外特派員>となったことで有頂天となり、さっそくロンドンに飛ぶ。最初の仕事は、オランダ政府の要人ファン・メールからインタビューをとることだ。ファン・メールは、開戦に反対するイギリス平和党党首フィッシャーと会談する予定になっている。果たしてオランダが英独開戦にどのようなスタンスで臨むのか、これを聞き出すのが目的だ。だがガードの固いファン・メールに接近することは困難で、前任者も手を焼いていたらしい。そこでジョニーは、持ち前のキャラを発揮してファン・メールのタクシーに強引に同乗、フィッシャー主催の昼食会までくっついていってしまう。そして昼食会に潜り込み、再びファン・メールに近付こうと考えたジョニー。だが、昼食会の最中にファン・メールは姿を消してしまう。ジョニーは、この突然の失踪がちょっと気にはなったが、昼食会に出席していたフィッシャーの娘キャロルの美貌にヤラれてしまい、仕事がおろそかになってしまうのだった。
続いて、パワーズの指令でジョニーが飛んだのはアムステルダム。帰国したファン・メールに再度インタビューするのが任務だ。しかし、平和会議に出席することになっていたファン・メールは、会議場の階段で何者かに狙撃され絶命してしまう。事件を間近で目撃したジョニーは、すかさず追跡を開始。犯人が風車小屋に逃げ込んだのを確認し、そっと中に忍び込んでみるジョニー。彼がそこで発見したのは、犯人一味に監禁されている本物のファン・メールだった。さきほど射殺されたのは、彼の替え玉だったのだ。犯人たちはナチスのメンバーで、ファン・メールをどこかに誘拐監禁するのが目的らしい。ジョニーは抜け出し、警官隊を引き連れて小屋に舞い戻るのだが・・・



「海外特派員」。ヒッチコックの名作を、ついにDVDで入手しました。リマスター版で画像もキレイです。

この手の映画観て常に心に浮かぶのは、<こんなスゲエ映画を撮る国と戦争やって、勝てるわけねーよな>という思い。とにかくこの「海外特派員」、エンターテイメントの全てがブチ込まれた実に豪華な作品なんです。アクション(改装レストランの窓からジャンプ)あり、サスペンス(風車小屋の見つかるか?見つからないかのハラハラ)あり、コメディ(半裸でレディの部屋のバスルームへ)あり、ロマンス(喧嘩しながら惹かれ合うジョニー&キャロル)あり、パニックスペクタクル(旅客機大パニック)ありと・・・

もう、ムチャクチャです。素晴らしいです。言う事なしです。

ただ、一点。ジョニーがハヴァストックと改名した意味が余り無かったこと。名を変えたおかげで暗殺者から逃れられた、みたいな場面がないとね・・・








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