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2013年06月24日22:16

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【旅行記】2013.4〜5: チュニジア―カルタゴ&シティ・ブ・サイド―

I've been around the world (Round the world)
And I've seen it all (Seen it all)
                     Around the world/AQUA


本日はチュニス郊外のカルタゴとシティブ・サイドに行く。
と、その前にメディナにあるグランド・モスクへ。グランド・モスクは観光客が入れない曜日があるが、ガイドブックによると今日は大丈夫なはず。だが、現地に行ってみると周りに屯している男達が「今日はイスラム教の学校の儀式(?)があるから入れない」との事。なんだか嘘くさいので、モスクから少し離れたお土産屋の人にも聞いてみたが同じ答え。仕方ないので諦めて戻ろうと歩いていると、絨毯屋の男が「ウチの屋上からグランド・モスクのパノラマを見ない?」と話しかけてきたので、5Dを払って行ってみる事に。絨毯屋のテラスは、オスマン帝国風のタイル張りがほどこされていてお洒落。グランド・モスクやメディナの街並みを見渡す事が出来た。
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次にカルタゴへ向かう。チュニスマリン駅から電車に乗り20分程、カルタゴの駅に到着した。
カルタゴの歴史は紀元前814年、フェニキアによって街が建設されたのが始まり。海上貿易や農業を中心に栄えたが、ローマとの領土争いに破れ陥落。紀元前29年にはローマの植民地として復興、現在残っている遺跡はほとんどローマ時代のものである。 私は小学生の頃、子供向けの歴史漫画でハンニバル(カルタゴの英雄)の象部隊によるアルプス越えのエピソードや、カルタゴの滅亡について読んだ記憶がある。子供の頃に読んだ本の舞台に実際に行くなんて、感慨深い。

駅からまず、「ビュルサの丘」を目指す。丘に繋がる坂道には、豪奢な白亜の家々が立ち並ぶ。どうやら高級住宅街の様だ。丘の上にはフランス統治時代に建てられた教会があり、その麓に遺跡が広がる。ただし遺跡郡の内部には入る事が出来ず、展望台から見下ろすのみ。ビュルサの丘はフェニキアのカルタゴ、さらにその後のローマ時代でも街の中心となった場所だ。ここに残っているのは当時の住宅跡。教会の隣には博物館があり、出土品が展示してある。モザイクや生活用品、装飾品等の他に、ローマ以前の壷や置物もあり、興味深かった。
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次に歩いて「トフェ」に向かう。これが地図で見るより以外と遠かった。しかもこの日は天気が良く、強い日差しが歩調を弱める。徒歩30分以上、古代カルタゴの軍港(といっても、ただの港)を過ぎた所にそれはあった。トフェは、ローマ以前のカルタゴの面影を残す数少ない遺跡。神が祀られていた聖域であった場所。当時カルタゴでは、幼児を殺して神へ捧げるという生け贄の習慣があったちという。ここで、偶然にも昨日、ドゥッガで会った日本人男性に遭遇して一緒に見学。彼はここからカルタゴの観光を始めたらしい。私より1日遅い明後日帰国なので、今日はゆっくりカルタゴを観光するとの事。木々に覆われて薄暗い敷地内には、小さな石のモニュメントが乱立している。生け贄にされた幼児の墓だと思うと、少し気味が悪い。
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最後に、「アントニヌスの浴場」へ。ここからビュルサの丘を挟んで更に反対方向にある為、タクシーを使う事にした。このタクシーの中でいい感じのトランスっぽいアラビア語曲が流れてて、帰国後も暫く耳を離れなかったな。アントニヌスの浴場は2世紀にローマ皇帝・アントニヌスによって建設された。しかしこれが公衆浴場だと思うと、かなり広い。現在は柱が復元されている程度だが、その柱もかなり太くて高さもあり、当時の建築技術の高さが伺える。さらに美しいモザイク画で飾られていたと思うと、かなり豪華な建物であった事が容易に推測出来る。
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ついでにすぐ近くにある「ローマ人の邸宅跡」と「円形劇場」も見学。ローマ人の邸宅跡はほとんど建物の基礎しか残っていなかったが、一部、復元されている家がありモザイクが綺麗。円形劇場は現代風に改装されていて、PAブースの様な所も。実際にライブや演劇をやっているらしい。2000年以上前の劇場でライブとか、なんか凄いね…。

これでカルタゴ観光は終了、電車でシティブ・サイドへ。駅から坂道を登ると、白壁のエリアに着く。坂道沿いにはお土産屋やカフェが立ち並ぶ。坂道を逸れると、別荘や高級住宅。窓枠やドアは青色に塗られていて、白壁とのコントラストが美しい。数年前に訪れたスペインのアンダルシアや、ギリシャの島々を思わせる風景だ。
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お土産屋を冷やかしつつ坂道を登っていると、日本人女性とすれ違った。彼女の名はナミさん。これからカルタゴに行くと言うので、アドバイス。メディナのユースホステルに泊まっていると言うので、ディナーをご一緒する約束をした。ちなみにユースホステルはフランス語で「オーベルジュ・ド・ジュネス」、なんだか高級フランス料理店みたい。ランチはナミさんに教えて貰った、名物のバンベローニという揚げドーナツを食べ歩き。甘くてフワフワで美味しい。後で調べたら、名古屋万博のチュニジア館にも出店してたみたい。昔の貴族の館を公開している博物館を見学しつつ、坂道を登りきった。登り切った所にはちょっとした展望台があって、地中海を一望出来る。近くの観光客に人気のカフェで苺ジュースを飲みながら暫しマッタリ。 さらに駅に戻る途中で、ピスタチオのジェラートも。そういえば、チュニジアに来てからあんまり甘い物食べて無かったな…。

電車に乗ってチュニスに戻ろうとすると、途中の駅で乗客全員降ろされる。どうやら、何かのトラブルの様子。親切にも英語が出来る男子学生が教えてくれたのだが、やはりトラブルでもう電車は動かない、代替のバスで行くしかないとの事。チュニジアにもあるんだ…代替輸送。暫く待ってバスが来たが、すごい寿司詰め。ディナール(現地通貨)も余ってる事だし、諦めてタクシーで戻ろうとするが、同じ電車に乗っていた人達にことごとく先に取られて、結局タクシーを捕まえるのに30分近くかかった。

チュニスに戻ったものの、約束の時間までには大分あるのでフラフラとウィンドウショッピングをしつつ、街歩き。適当に歩いていたら意外と遠くまで来てしまった。ガイドブックを見ると、近くに日本語対応のPCがあるインターネットカフェがあったので休憩。

ナミさんと合流して、ディナー。最後のディナーはやはりクスクスにした。量が多いので、2人でシェア。一人旅は気楽だけど、食事はやっぱり誰かと一緒がいい。ナミさんはなんと世界一周中!オーストラリアでワーホリをしつつ、アジアや南米、バルカン半島を周って、トルコからエジプトに入りチュニジアに来たとの事。もう3年近くも旅してて、帰国したのは友人の結婚式1回だけ。旅してて日本人に会う事はよくあるけど、世界一周の人に会ったのは初めてだったから、興奮した。学生時代に私がよく知ってる小田急線の駅の近くに住んで横浜の大学に通ってたり、共通点も。あと、ある伝説の旅人に纏わるとても興味深い話を聞いたので、旅行記とは別に後で書く事にします。節約旅行故に長い事、熱いシャワーを浴びてないそうなので、私の部屋のを使わせてあげようかと思ったが、スタッフに止められて申し訳なかったな。世界一周は私の夢でもあったので、少しでもサポートしたかったのだけど。

世界一周、私もいつかはやりたいなぁ…と思いつつ、日々の生活にイッパイイッパイで、いつの間にか手遅れの年齢になってしまった。この年で仕事や日本での生活を捨てて旅に出る勇気も体力も、もはや無い。

死ぬ時に、世界一周しなかった事を後悔するだろうか…なんて時々考えたりする


パノラマ:5D
タクシー:7D
カルタゴ観光共通券:11D
ランチ:2D
ジュース・ジェラート:7D
電車:2D
ディナー:9D

合計:43D=2709円
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