502回目のSaharian Night
金曜日のライオン/TM NETWORK
砂漠ツアーは午後からなので、午前中はスークをブラブラして服を買ったり、サハラ博物館に行って時間を潰した(サハラ博物館は非常にショボかったので感想割愛)。
昼食は皆で宿近くのレストランで、私はオジャをオーダー。トマトスープ(?)で野菜や肉を煮込んで卵を落とした料理。私はこのオジャが気に入り、その後も何度か食べた。
そしていよいよ砂漠ツアーに出発。ドゥーズから出ている砂漠ツアーは何種類かあり、安い物だとラクダに乗って近くの砂漠に一泊するものが一般的。しかし私達が行くのは、クサール・ギレンというサハラ砂漠のオアシスまで4WDで行く1泊2日のツアー。4WDをチャーターするので、かなりの高額だ。しかし人生でもう一度サハラ砂漠に来る機会があるか怪しいので、思い切ってこのツアーを選んだ。
ドライバーはベテランっぽいオッサン。もちろん英語は話せなくてフランス語オンリー。ちなみに私とTさん(同じく大学でフラ語選択)が中途半端にフランス語を使うので、フランス語ができると勘違いされて色々と面倒だった。まぁ、できるフリをした我々も悪いのだが…。
舗装道路から砂漠に入る。クサール・ギレンまでは数年前に舗装道路ができたと聞いていたが、どうやら砂漠の道を行くらしい。(我々を楽しませる為だったのか、又は東南アジアの遺跡をトゥクトゥクで周る時みたいにパーミッション料金をふんだくったのかは、最後までわからなかった)。
砂漠と言っても砂丘が延々と続く様な砂漠ではなく、草が所々に生えている砂の道という感じ。ただ高低差は中途半端にあるので、ガタンガタン揺れて酔いそうになる。 時々、オッサンが車を止めてトランシーバーの様な機械で方向を確認する。だが標識も無く、ほとんどはドライバーの勘と轍の跡を頼りに進んでいると行った感じ。一度、ヨーロッパ人のバイク集団に会った。彼らはバイクで砂漠を横断するらしい。
砂の色はいつしか白から薄いオレンジ色に変わっていた。
行程の半分以上を行った所で、まさに「ザ・砂漠」といった感じの大きな砂丘に差し掛かった。ここを4WDで越えるのは大変そうだが、オッサンはどや顔で「Allez〜」とほざきながら突進する。
「うっは〜超楽しい〜でもスタックしたりしてね〜wwww」
なんて話してたら…
ガゴッ!
まさか…
まさか…
まさか…
本当にスタックきた━━━━(゚∀゚)━━━━!!
言ってるwwww押せって言ってるwwww
タイヤ周辺の砂を全員で掻き出す。エンジンをふかすオッサン、押す日本人3名。
何とか砂丘を脱出し、砂漠の中にポツンとあるカフェで休憩。カフェにはベルベル人の男性が一人いるだけだった。テーブルには読みかけのサン=テクジュペリの「星の王子様」。そうか、あの物語の最初はサハラ砂漠が舞台だっけ。しかしこんな砂漠の真ん中で、一人で来るか来ないかわからない客を待つなんて、孤独だろうなぁ…。
そんなこんなで、ドゥーズから4時間かけてクサール・ギレンに到着。
ここは絵に書いた様なオアシス。ナツメヤシの林の中に、観光客用の宿泊施設がいくつかあり、その周辺にお土産屋やカフェが広がる。また温泉が湧いていて、泳ぐ事も出来る(私はとても泳ぐ気にはならなかったが)。
私達の宿も「パラディ」という名のテント型の宿泊施設。運動会の待機所の様なテントに四方に布が張られたものの中に、ベッドが並んでいるだけ。トイレ・シャワーは共同。
一段落し、早速ラクダツアーに出かける。私のラクダは白くてモフモフの子だ。
ラクダ使いが引く綱に繋がれたラクダに乗り、砂漠を進む。小高い砂丘が連なっていて、美しい。ラクダの乗り心地だが、外と高いし、かなり不安定だ…落ちない様にしがみつくので精一杯。砂丘を越える時なんか、落ちそうで恐ろしい。ただ、こんなイッパイイッパイになっているのは私だけで、TさんもMさんも余裕で写真を撮ったりしている。
うぬぅ…こんな所で運動神経の悪さ・バランス感覚の悪さが仇となるとは(泣)。
クサール・ギレンを出発して砂漠を進むこと1時間以上、ラクダ隊は小高い丘にあるローマ遺跡に到着した。ローマ遺跡と言っても見張り所の跡で、石壁が少し残っているのみ。しかし遺跡が残っているという事は、こんな砂漠の奥にもローマ軍が進出していたという事か。丘にに登って写真を撮ったり、景色を眺めたりして、暫し休憩。ちなみに夕暮れ時ではあったが、残念な事に天気が悪くて夕陽を見る事は出来なかった。そして同じ道を引き返してラクダツアーは終了。砂丘は綺麗だったが、所々に草が生えていて、全くの砂だらけの砂漠というわけでは無かったのが少し残念ではあった。やはり誰もが思い浮かぶ砂漠を体験するには、ナミビアあたりに行かなくてはダメなのかもしれない。
夕食は宿泊施設の野外レストラン。フランス人の団体と一緒。メニューは優しい味のひよこ豆のスープ・ブリック・欧米人観光客の趣向を意識してか、トマトパスタ・そしてデーツ、ビールも飲んだ。デーツはナツメヤシの実で、味は干し柿に似ている。私はこのデーツがかなり好きなので、お土産に買って帰り、今も毎日食べている。
余談だが、レストランのスタッフが「colleague(同僚)」という言葉を多用していたのが印象的だった。普通、あんまりこういう場面(レストランのスタッフ同士を指す場合)では使わないと思うが。そして外資系勤務のTさんに指摘されたんだけど、私、colleagueの発音間違ってたw。
夕食後、隣のテントの日本人夫婦に懐中電灯をお借りして、砂漠の方に星を見に行った。それなりに綺麗ではあったが、宿泊施設の明かりが邪魔してドゥイレットで見たのと比べるとイマイチ。
その後、シャワーを浴びてレストランでレモンジュースを飲みながら旅話。TさんもMさんも私も短期の留学経験があり、そんな話をしたり。まぁ、一人でチュニジアに来る様な人は旅の素人では無いって事ですな。Mさんはたぶん私とそんな大きく変わらないけど、Tさんは若くて20代前半。最近、旅で会う日本人は私と同世代か上が多かったので、彼の様な若者も*リーマンパッカーしてる人がいるっていうのは嬉しかった。若くて体力のある内に、どんどん旅して欲しいと思う。
*会社員をしながら、長期休みにバックパッカーまがいの旅をする事
砂漠・マトマタツアー:235D(ラクダ・宿泊・食事込み)
博物館:6D
ランチ:6D
飲み物:8D
合計:255D=16065円
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