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2012年03月31日23:38

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九州旅行2日目 九州民鉄と太刀洗の旅

5時30分起床。
我ながら良く起きれたものだと思う。
身支度を整え駅に向うと、丁度松浦鉄道の佐世保止まりの列車が到着する所だった。
折り返し5時51分佐世保発伊万里行きの一番列車に乗車。フォト
MR600型気動車の単行であった。
乗客は2名なるも佐世保中央、中佐世保などから乗って来る。
泉福寺を過ぎた辺りで外が白み始めた。
次は左石。
漢字だと一瞬、左右に見える。
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因みに、上下と云う駅は福塩線にある。

雲は暑く垂れ込んでいるが、雨は降っていない。
アスファルトは濡れて信号や町の灯を照り返している。
昨夜一晩、結構降ったようだ。
伊万里行きの列車はさして速い速度も出さず、以外な程山が迫る路線を左右に振れながら走る。
本山を過ぎると山が離れ、ようやく速度を上げる。
しかし、駅間が短いから直ぐに速度を落として仕舞う。
始発列車の割りに結構、乗降客が多いから、丹念に停まる駅で客が入れ替わる。
大学と云う駅がある。
駅名板には「祈・合格 大学」とあった。
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無人駅ではあるが、入場券でも出せば入試の御守りとして売れるかも知れない。

その大学駅を過ぎるとまた山が迫って来る。
なかなか複雑な地形を走る。
山肌に家が並んでいるのが見える。

佐々で後に1輛連結し、2輛編成になる。
赤いラインのMR600型を連結した。
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駅構内にあるメガネ屋の看板に
『「第3の目」を想像するオプトメトリスト』
とか書いてある。
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これだけ見たら妖しげな宗教の文句にも見える。

佐々を出て、夜の気配も消え失せた。
半島を横断しているかの様な路線は、昔の宮津線を思い起こさせる。
山の上には、日本海からの風を受けて風車が回っていた。
細かい雨が降って来た。
吉井を過ぎるとまた山越えで、勾配がきつくなって来る。
エンジンが唸りを上げる。
潜竜ヶ滝を過ぎると下り勾配。
エンジン音が止み嘘の様に静かになる。
こう云う細かい山越えが多い。
国鉄時代、低性能な気動車では難儀したのでは無いかと思う。
山に囲まれた集落を降りて行く。

江迎鹿町で、先程連結した車輛を切り離す。
てっきり、伊万里まで行くと思っていたが、どう云う都合で連結したのだろうか?
別に当駅始発の列車がある訳でも無い。

たびら平戸口着7時20分。
ここで19分停車する。
空は明るく日が差している。
たびら平戸口は、那覇にモノレールが開通するまで、日本最西端だった駅。

平戸への玄関駅でもあるが、予想以上に寂しい駅であった。
駅前にはコンビニも無い。
かろうじて駅構内に売店が空いていたから、お握り二つ買って朝食とする。

御厨を過ぎると海沿いを走る。
日本海に落ち込む半島の高台から望む景色は、朝靄も掛かって美しい。
沖の方に霞んでいる無数の島が見える。
そして、巨大な松浦発電所が聳えている。
見た感じまだ新しい。
発電所など普段なかなかお目に掛かる物では無いから、興味は引く。

松浦で殆どの乗客が下車。
時間が時間なだけに乗車して来る客もおらず、乗客は3人だけになって仕舞った。
前浜からは、線路脇すぐ、海が押し寄せている。
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ここから鷹島口までの一区間は、価千金。
松浦鉄道の車窓の白眉である。

今福を過ぎると、長崎県に別れを告げ佐賀県に入る。
久原を過ぎると海にも別れ内陸を坦々と進んで行く。
此方も疲れが出たのかうつらうつらとしていたら、伊万里に到着。
松浦鉄道を完乗した。
隣のホームにはレトロな外観のMR500気動車が佐世保行きで停車していた。
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次は筑肥線だが1時間の待ちがある。
取り敢えずJRの改札で鹿児島本線の基山までの乗車券を購入。
そして、観光案内所などを物色。
松浦鉄道の初代レールバスMR100型気動車が引退するとの事で記念乗車券を購入。
今や硬券は貴重。

9時34分発の唐津行きはキハ125系気動車の単行。フォト
天気は回復し、昨日の雨が塵を落としたのか空気が澄みきっている。
線路端に菜の花が咲き乱れ、春の田園風景を行く。
途中、駒鳴は松山ケンイチ主演の映画「僕達急行 A列車で行こう」のロケ地となった駅で、聖地にもなっているようだ。
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映画さながらにキハ125をバックに撮影している若い女性がいる。
車で駅を訪れた人もいるようだが、矢張り、ここは筑肥線で訪れていたい。
それにしても、私も鉄道趣味は長いが、松山ケンイチクラスのイケメンなど見た事は無い。
フツメンクラスの男はまあいてるが、だいたいは私の様な女性には縁の無い、存在自体がセクハラレベルのキモメンである。
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唐津線との接続駅である山本で、佐賀行きに乗り換える。
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10分の待ち時間があったので駅前に出たら、でかい猫さんがいた。
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カメラを向けたらサービスのつもりかポーズをとって呉れた。
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10時31分、唐津線佐賀行きの列車が、キハ47の2輛編成で入って来た。
唐津線は以前、乗車済みで今回2回目。
唐津線も筑肥線同様に、典型的な日本の田舎、田園風景を走る。
取り立てて見所がある訳では無いが、逆にほっとする所がある。

久保田で長崎本線と合流し、そのまま終着の佐賀へ。
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15分の接続で11時45分発の鳥栖行きに乗車。
817系の2輛編成。
佐賀を出てすぐ、本線から右へ離れていく高架線の跡がちょん切られていた。
ひょっとすると、国鉄佐賀線の跡だろうか。

佐賀を出て三つ目だかに、吉野ヶ里公園駅がある。
この遺跡が発見された時はまだ子供だったが大変な騒ぎになっていたのは覚えている。
青森の三内丸山遺跡と並んで一度は訪れてみたいが、未だ叶わない。
中原で特急「みどり」「ハウステンボス」の通過待ち。
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佐賀では「みどり」が先行したし、長崎本線は特急街道だ。
鳥栖には12時16分到着。
1分接続で門司港行きの快速に接続。
車輛は811系で快速だから次は基山まで止まらない。
鳥栖を発車したらホームに立ち食い蕎麦屋があり、時分時なので少し後悔した。
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基山で甘木鉄道甘木行きに乗り換え。
12時30分の甘木行きは、何とキハ52の様な一般型気動車色になっていた。
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甘木鉄道は元は国鉄甘木線。
基山を出て一駅過ぎると福岡県に入る。
小郡は西鉄との乗換駅であり、可成りの乗客がある。
尤も、西鉄も甘木までの路線は持っており利便性で国鉄甘木線は太刀打ち出来なかったのだろう。
敢えなく第三セクター化されて仕舞った。

大刀洗で途中下車。
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1日乗車券的な物が無かったので、320円の運賃を運賃箱に入れる。
旧駅舎を利用した太刀洗レトロステーションに、自衛隊のT-33練習機が展示されていた。
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取り敢えず時間が時間なので食べ物屋を探すがラーメン屋位しかない。
そこで「久留米ラーメン丸八」に入る。
ラーメン600円でキムチと高菜は食べ放題。
オーソドックスなとんこつラーメンで美味であった。
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お約束として、ラーメンを食べる前に高菜を食べたのは云うまでも無い。

大刀洗は日本陸軍大刀洗飛行場があった所。
今は駅前に「筑前町立大刀洗平和記念館」が開館しており、大刀洗飛行場や当時の航空技術、銃後の人々の生活や大刀洗空襲等の展示をして、平和の大切さを語り継いでいる。
大刀洗空襲は、1945年3月27日だったそうで、慰霊祭的な催しがあった。
そこには空襲で亡くなられた方、大刀洗の航空隊の英霊の写真があり、祭壇が設けてあった。
私がお参りしていたら、スタッフさんに、献花もどうぞと花を渡されたので、献花させて頂いた。
何故か献花している所を写真に撮られていた。

この平和記念館の展示物はなかなか見所が沢山あるのだが、一番は矢張り、世界で唯一現存する
海軍零式艦上戦闘機三二型
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及び
陸軍九七式戦闘機
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であろう。
今日は土曜日で団体さんも多く、多数の観光客が零式艦上戦闘機三二型に見入っていた。
アメリカ人て思わしき外人さんも、盛んにビデオを回していた。

1時間半程見学し、14時39分発の甘木行きに乗車。
今度は卑弥呼のラッピング車輛だった。
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二駅で甘木に到着し、甘木鉄道完乗。
一般型気動車色の基山行きを見送って、西鉄甘木駅を目指して移動。フォト

何か、この辺りは卑弥呼の町らしい。
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しかし、卑弥呼と云うより東方っぽい気がした。
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甘木鉄道、旧国鉄の甘木駅は歴史があるだけあって、実に見事だ。
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実に重厚な造りだ。
そのくせ、駅前のパン屋はイラストが凄い。
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店員の趣味が良く解る。
西鉄甘木駅の次の列車は15時28分。
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大牟田までは830円と阪急に比べ可成り高い。

特に面白味の無い路線を30分程走ると、本線との合流駅である宮の陣。
これで、本線に続き西鉄甘木線も完乗。

宮の陣は本線と甘木線がY字型になった配線で、私鉄らしい。
その儘本線に乗り入れ、筑後川を渡る。
櫛原を過ぎると次が久留米。
何か、南海みたいな色した列車が通過した。

久留米で特急に乗り換え。
16時30分発の大牟田行き特急を見て愕然とした。
特急専用の8000系でなく、在来型の5000系。
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車内は勿論、オールロングシート。
16時23分発の福岡天神行きは8000系だったのだが。
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西鉄の特急は30分ヘッドだから、次の特急を待つ気にはなれず、泣く泣く乗車した。
何か、一気に萎えて音楽を耳に外の景色を見ていたら、阪急で洛西口付近を走っている気になった。
そのまま爆睡。
目が醒めたら大牟田の手前だった。

大牟田から久し振りのJR。
乗車券は大牟田から鹿児島中央までの物を購入済み。
17時16分発の八代行きに乗車。
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これも817系の2輛編成。
JR九州では門司港から大牟田・荒尾の都市間輸送以外の普通電車は817系に統一しているかのようだ。
大牟田を過ぎるとすぐに熊本県に入り、荒尾に到着。
彼方此方と寄り道してばかりだから、なかなか先に進まずようやく熊本県。
荒尾を過ぎると少し内陸を走る。
結構山がちな中を817系は結構な速度で走破する。
真新しい新幹線の高架を潜り、木葉駅の東南3kmは田原坂の古戦場。
名所案内にも記してある。
木葉の次が田原坂駅でもある。

田原坂は可成り山深い駅で、そこから山を下り植木を過ぎると開けてくる。
田原坂から県都・熊本は以外と近い。
崇城大学前では、大学の櫻が満開に近かった。
京都市内の櫻の開花振りが気になる。
上熊本を過ぎて、ようや熊本に到着。
ゆるキャラの「くまモン」がお出迎えして呉れる。
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駅前には路面電車がまだまだ現役。
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今日の宿は東横イン熊本駅前912号室。
チェックインしてみやげ物などを見て、夕食。
時間も中途半端だったので市内には出ず、駅構内にある「火の国茶屋」なる飲み屋に入る。
酒は地元、肥後の「瑞鷹」
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これを熱燗で。
肴には「火の国定食」なるものを注文。
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馬刺しや芥子蓮根、だご汁など熊本の名物が一通り付いて1050円は安い。
芥子蓮根は初めてだったがこんなに美味とは思わなかった。
酒が進む。
だご汁は味噌仕立てのすいとんのようなもの。
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これも初めてだったが、実に美味であるとともに、米の喰えなかった百姓の知恵だったのだろう。

明日も早いので早く就寝したいが、日記に手間取りこんな時間になってしまった。
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