●少年メリケンサック (2009年 日)
宮藤官九郎 監督
宮崎あおい
佐藤浩市
木村祐一
田口トモロヲ
三宅弘城
ユースケ・サンタマリア
◆物語(gooより転載)
メイプル・レコード新人発掘部門のかんなは、会社退職予定のその日、動画サイトに投稿されたパンクバンド、少年メリケンサックに釘付けになる。イケメンギタリストがギンギンに弾きまくり、凶暴なパフォーマンスでファンを熱狂させているのだ。早速、バンドとの契約に乗り込むと、そこにいたのはイケメン青年ではなく、昼間から酔っ払ったオッサン。動画に投稿されていたのは25年前のライブ映像で、メンバーは50代になっていた!
◆黒感想。
0.予告編の感想。
予告編あった? 全然記憶にないわぁ。
1.本編をみての感想。
あー楽しい。こういうのもいいねぇ。しかし、目の付け所が秀逸だなぁ。「新しいこと」をやってきた人も、時間が経てばオジサンになる。当たり前といえば当たり前なんだけど、それをビジュアル化すると、こんなに面白おかしくなる。
うん、余計なことを考えずにゲラゲラ笑いながら見るのが一番かな。
しかしアレだ(と、余計なことを考えてみる)。「パンク」はもはやクラシックなんだなぁ。ああいう格好でああいう歌を歌うのは「古臭く」て、「保守的」に見えちゃうのがもうなんだか悲しくって悲しくって。
昔と今とでは、価値観がまったく逆転しちゃってる。新しいことをやりたくて始めたパンクだけど、いつのまにか古臭くなっちゃった。でも古臭くても笑われても、パンクやりたいからパンクをやる。それこそがパンクなんだ。すると、パンクの精神というのは「変わらないこと」か? いやいや、「変わりたければ変わる、変わりたくなければ変わらない。やりたいことは自分で決める」のがパンクだよ、と。そんな映画。
とはいえ。
ラストはアレでいいのかしら。25年後に、もう一回「老年メリケンサック」って作ってほしいなぁ。
2.役者について。
ちょっ! ジミーさん(ボーカル)、田口トモロヲかよ!!(「プロジェクトX」のナレーターです)
宮崎あおいは、篤姫でかたっくるしい役を一年やった後だから、まぁえらいこと楽しそうにやってます。感情を爆発させる演技なんか、NHKじゃやらしてくれんかっただろう。
あおいパパに哀川翔ってのは何の意味があるんだろう。せっかくチョイ役をバンドマンで固めたのに、画竜点睛を欠いてる(いやそこまで大げさなもんじゃないけどさ)。ギャラだって安くないだろうに。
25年前に木村祐一をハメる(いろんな意味で)女の子、ちょっとどきっとするくらいセクシー。水崎綾女というそうな。サイズは163cm 92-60-90。「烏丸せつこ」の若い頃をやる資格十分。
3.誰におすすめ?
誰にでも。「昔、バンドやってました」って人がみると、ちょっとほろりとするかも。いろんなミュージシャンが出てるんで、詳しいひとは誰が出てるか探すのも一興。
◆重箱の隅。
まぁ見てれば判るけど、「メリケンサック」てのは手にはめる凶器です。カイザーナックルみたいなの。
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