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2007年11月05日01:16

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特集連載企画『帰化食物』シリーズ・最終回「ハンバーグステーキ」後編

レストラン特集連載企画『帰化食物』シリーズ・最終回
「ハンバーグステーキ」後編
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前回より続く
>>http://mixi.jp/view_diary.pl?id=577810686&owner_id=980114

さて、前回「ハンバーグステーキ・中編」ではウチのおふくろ様が
作るハンバーグが下手糞だまで書いた、、かな?、、、w
その後、気になり先日、実家(歩って25秒)に帰った際確認した。
オレ:「あのさー、おふくろのハンバーグてさー死んだ爺さまの直伝だよな?」
お袋:「あ?んなモン、見よう見真似さねw」
オレ:「ミートローフは?」
お袋:「ん?ありゃ、確か「NHK・今日の料理」だったかな?www」

御ン年七十八のうちのオフクロ様、取りあえず記憶は確かなよーでつw
と、ゆーことで前回の海軍のお料理本に載ってなかったので下手
だったとゆーのはウソでつ。わらくし、あやふやな記憶でウソ
こいておりますた。ここに謹んで訂正させてさせて貰いまつwww
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ま、兎に角おふくろがハンバーグ作るのが下手なのは変わらん訳で、
その下手さ加減というのは,知識がどうこうではなく,さりとて味覚に問題があるわけではなく,戦中派の彼女の脳内に「正しいハンバーグとはこういうものだ」という確固たるイメージが今なお鮮明に結び得ていない.と言う事に起因するんではなかろうかと思う訳です。
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いかにも「挽肉捏ねて焼きました」と言わんばかりに不恰好かつ愛想ナシ
具体的に申しますと,「昔からのオフクロのハンバーグ」は,まずタマネギの扱いが違う.最初に微塵切りのタマネギを炒める.然るに,「炒め」ただけで終わってしまい,火が通ったら降ろしてしまう.また,ナツメグを使わない.当然,出来上がったハンバーグの断面には微塵切りタマネギが割にハッキリ見えている。これでもかとゆーふーにカリカリに表面も焼いて焦げ目付けて中までSUPER・welldone状態。中には肉汁なんて望むべくもない、、、、orz
片や「昔からのレストランのハンバーグ」は如何かと言うと,御茶ノ水「小川軒」とか,日本橋「たいめいけん」の様な有名どころを持ち出すまでもなく,クラシックな仏蘭西料理系の洋食ハンバーグを想起して頂けば一目瞭然ですが,断面に殆どタマネギが見えてませんでしょ.あれはローストしたタマネギを使ってジャムみたいになるまでタマネギを炒めるんでしたっけか?
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これを以てどういうことかと考えますに,オフクロ様とか戦中派の作るハンバーグのイメージと言うのは「つくね」に起源を持つのではないかと思うわけです。イワシのつくねとかトリのつくねとか。
「つくね」として観れば中に刻んだ野菜が見えていないと間抜けです.どうもオフクロ様の作る「ハンバーグ」というのは,そのイメージの延長線上にあるような気がしてならない。あながち其れが悪いというわけではないがハンバーグとしてはやっぱ違う気がする。

そんな、舌が肥えだした昭和40年代の子供達から「なんか微妙にに違うゾ!」とクレームがくるようなハンバーグ下手の当時のおふくろや、明日の弁当のオカズに悩む世間の主婦達を救うメシア(救世主)が
大阪万博の前後にこの世に降臨します。 
ご家庭ハンバーグ界の二大救世主。その名も、
マルシンハンバーグ
       &
イシイのチキンハンバーグ です!
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夕方の古いアニメの再放送枠でよく見かけた
♪マールシン マールシン ハンバーグ
 手間が焼けずにおいしく焼ける
 マールシン マールシン ハンバーグ♪
というハミングのTVCMでお馴染みの、「マルシンハンバーグ」。
昭和37('62)年の発売です。マルシンフーズは「もんじゃ焼き」で有名になった月島で、新川有一が有明商店を創業したことに始まる。ブランドは社長の名字を丸で囲んでマルシン。築地市場で働いていたこともある新川は、創業当初は魚の切り身のモロミ漬けや、にこごりなど食品加工をてがけていた。マルシンが全国的メーカーに飛躍するのはハンバーグの発売によってである。昭和三七年に一四円で発売された。当時の一四円といえば納豆やメザシと同じくらいの庶民的な値段だった。しかしそのころの日本人はカレーライスに豚肉を入れないで、魚肉ソーセージやサバを入れていた人もいた時代で、食生活がいまほど欧米化されていない。「ハンバーグ」という『肉食文化』が普及するには時間がかかった。そのためマルシンでは、全国各地で試食キャンペーンを行い実際に焼いて見せたと云う。「築地市場で働いている食品のプロたちでさえ『ハンバーグ』を知らなくて『さつま揚げのオバケかい』といったそうです」(マルシンフーズ)。
私が子どものころは、なぜか魚屋さんでマルシンハンバーグを売っていたが、それもそのはず、初期のころはマグロや鯨の肉を使っていたからだ。今は捕鯨が禁止となったので、原材料は変わっているが、味は変えない努力を続けている。
特徴はラードがコーティングされてること。これは買ってきてすぐにフライパンで焼けることが狙いだと思っていたが、その他、油が肉を被覆することで空気を遮断し、酸化が防げるため痛みにくいという利点もあるという。社長が考えたアイデアだと云う。
「手間が焼けずにおいしく焼ける」というのは素晴らしいフレーズでつな。あらかじめラードでコーティングされているので、「そのままフライパンに乗せて焼ける」という商品特性がウマく表現されています。
マルシンハンバーグは単品では今でも業界一の販売数を誇る。安くてボリュームがあるから下宿学生の味方である。今でも昭和四〇年代の食卓が再現できる、ロングセラー商品だ。ちなみに、元横浜ベイスターズの大魔神・佐々木主浩投手は試合の前、必ずマルシンハンバーグを食べていたというエピソードをスポニチで読んだ記憶がありまつw

この「マルシンハンバーグ」が爆発的に普及していったもう一つの原因には、、、      『ハクション大魔王』がありまつ

当時TVのCMを見ていて美味しそうに感じたもう1つの理由は、マルシンがこの『ハクション大魔王』の番組スポンサーで、番組劇中での魔王の好物がハンバーグだったことです。巨体の魔王が太い指でハンバーグを摘み上げて食べる姿を見ていると‥‥、美味しそうで思わず自分も食べたくなってしまったもんです。魔王の好物は、当初の設定ではコロッケだったものが、アフレコの段階でハンバーグに変更になっのだそーでつ。この理由には、
1.当時の子供の好物に合わせた。
2.番組のスポンサーであるマルシンハンバーグのマルシンフーズに
  当時の代理店担当者が「変えさせる」と言ってしまった。
3.色指定が濃くなってしまったから。
等の諸説がありますが。当時の笹川監督は「ハンバーグと思ってみれば、見えなくもない」とコメントし、色指定のミスが原因ではないとしている。設定の名残か、既に制作が始まってて間に合わなかったのか?初期調理シーンではハンバーグは揚げて作られているが、途中からは鉄板で焼く表現に変わっている。また貧しい家庭の子供が「ハンバーグしかないなら」と山盛りのハンバーグをご馳走するという、かなり違和感のあるシーンもある(コロッケであれば納得できるシーンである)。
わらしは取りあえず�△鮖抻�しときます。わらくし、後年このアニメのアフレコ録音・MA音入れ等やっていた会社に入社して「オレが変えさせた!」と豪語していたシトにあった時あるんで、、、w
この「ハクション大魔王」は子供の頃CX/FNS(フジテレビ)系の夕方再放送をしっこくやってたんで、ご覧になった方も多いのではないかしらん?
わらし、リーマンになりたて駆け出しの頃、全国各地の番販ネットのローカル各局にこのマルシンさん始めとしたCMの1インチVTR素材(当時)を送稿するお仕事を仰せつかっておりまちて、、
「え〜と、TNC(テレビ西日本)送った、後UHB(北海道文化)とー、FTV(福島
 テレビ)と、、アレ?岩手めんこいさんの分が足りなネー、発注ミスか?」
 てなカンジで日々、右往左往しておりました。まだ社屋も古く当時は
この「ハクション大魔王」を録音したスタジオが残っていたり16mm原盤
が無造作に倉庫に積まれていました。なつかしかぁ〜!

♪イシイのおベント君!ミ〜トボール! ♪
一方の「イシイのハンバーグ」は昭和45('70)年発売。「チキンハンバーグ」が最初で、「ビーフハンバーグ」は後発だったのです。
 【湯煎】「真空パックで、お湯に入れて温める」というのは、当時としては画期的な素晴らしい発想でした。焼かずにお湯で温めるという、レトルトハンバーグを出したこの石井食品は、もともとは地元千葉でとれるアサリなどの佃煮を作っていた。しかし、先代社長が「これからの日本人の食事は洋風化の時代となるだろう」とノストラダムスばりに予測し、家庭で食べられる本格的で手軽なハンバーグを作ろうと思い立ったのでした。ハンバーグといえば、普通は「牛肉」だが、チキンハンバーグとしたのは理由がある。関東の食肉習慣を調査したところ、牛よりも鳥と豚を食べる人が多かったのだ(関西では肉イコール牛なので一年後の関西進出時にビーフハンバーグを発売する)。そして同じ手法で「ミートボール」が昭和49('74)年に発売されました。今ではこちらの方が通りがイイのかもしれません。これも大ヒットとなり、今でもお弁当のおかずとしてロングセラーを続けています。
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この時期、家庭の冷蔵庫が進化して冷凍室の容量が大きくなり、チルドや「冷凍食品」の分野でハンバーグは発展していきました。
バブル経済以後は高級化路線が進み、数年前からはソース別添や「焼き目つき」などバリエーションも増えました。が しかし、高級化は価格にはねかえるのでうまくいかないと、マルシンフーズの担当は言っています。本物志向で高価格になるのなら、逆にレストランで良いものを食べた方が良いからです。
さて、前・中・後3部構成にしてまで 長々語ってきた帰化食物シリーズ最終回『ハンバーグステーキ』。お名残惜しゅうございま、、、え?
そんなコター無い、さっさと終われ?へえへえわかりますた。
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遥か朝青龍やチンギスハーンの故郷、大モンゴル帝国に生まれ、その後
ヨーロッパはゲルマン独逸帝國の『ハンブルグ』でその名を戴き、なんだかんだあって約地球を一周してこの極東の島国まで辿り着き、この地
の『洋食』の王道を歩み、『とんかつ』とその洋食のTOPの地位を2分する大スターにまで登りつめた。兄弟分には「メンチカツ」や「ロールキャベツ」や「ミートローフ」を擁し『挽肉料理の頂点の座』に君臨する
その名も『ハンブルグ・ステーキ』よ。
チルド食品、冷凍食品、ファーストフードと時代は移り変われど今も
尚その人気は揺るがない。世が世なら元寇の折、四百年前に来日する
チャンスもあっただろーが、そーじゃなくてヨカッタヨカッタw
「ハンバーグステーキ」はチンギスハーンや朝青龍よりも早くもはや
既に日本の食文化に溶け込みその頂に登りつめていたのかも知れない。
ある意味フビライ・ハンや朝青龍に出来なかった偉業を既に達成していた偉大な料理である、、、
が、、もはやモンゴルに帰っても朝青龍よりも居場所がなく、
独「ハンブルグ」においても忘れかけられた料理、、orz

そんな、お前を、いや、そんなお前だからこそ、俺は、オレは認定して
やりたい。ヒョーショージョー!挽肉龍・ハンバーグステーキ殿!
あなたは、先の九州場所において、、ああ、間違ったw
あなたは、ここに栄えある『帰化植物第四号』として日本の食文化に
帰化されたことを認定いたしまつ!

平成十九年 晩秋

               帰化食物勝手に認定していいんかい?
               理事長 まんも

皆様、今までわらしの「だらだら長文」におつきあい願い、本当ににありがとうございました。次回の企画はもっと短文とか中文にします。

本参考文献:「アラビン チャビン ハゲチャビンナイト」
         民明書房刊 千田是也訳
        「マルシンvsイシイ、その内側」
         民明書房刊
        「NHK今日の料理」


参考:過去に掲載した【特集連載企画『帰化食物』シリーズ】
第一回:ラーメン
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=224812230&owner_id=980114
第二回:カレーライス/前編
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=239075409&owner_id=980114
第二回後編:ライスカレー
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=239146887&owner_id=980114
第三回:スパゲッチナポリタソ/前編
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=425268374&owner_id=980114
第三回:スパゲッチュナポリタソ/後編
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=427064452&owner_id=980114
第四回:ハンバーグステーキ/前編
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=570697145&owner_id=980114
第四回:ハンバーグステーキ/中篇
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=577810686&owner_id=980114
番外編� Д肇襯灰薀ぅ�
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=209855283&owner_id=980114
番外編�◆Г舛磴鵑櫃�
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=260026198&owner_id=980114


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