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2026年10月25日20:56

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Amazonプライムで観る「憎しみ」


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パリ郊外(バンリュー)。移民たちが暮らす団地で若者たちが暴動事件を起こし、多数の負傷者と逮捕者が出た。少年アブデルが警察に暴行されたことが暴動のきっかけだった。

翌朝、騒ぎに参加しなかったアラブ系のサイードは、ユダヤ人のヴィンツとアフリカ系ボクサーのユベールとつるんでダベったりクスリをやったりと無為な時間を過ごす。ヴィンツは警察に報復しようと強気なことを口にしているが、それは昨夜の衝突で警官が落としたリボルバーを拾ったせいだ。そんな彼をユベールがバカはやめろとたしなめる。午後、サイードのカネを取り立てるため3人はパリに出る。住人も、警らのお巡りさえもお上品な街に違和感を抱く彼らだが…



「憎しみ」


マチュー・カソビッツの30年前の映画。いま4Kでリバイバルしているが、フランスのデモが暴動化しているニュースが流れているこの時期になんとタイムリーなことか。

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当時の風俗…音楽、ダンスも描かれて、
「憎しみは憎しみを呼ぶ」
「世界はあなたのもの」
「落下ではなく着地だ」
などのパンチラインが並ぶのが特徴。特に「世界はあなたのもの」Le monde est à vous. は、「スカーフェイス」でもThe world is yours.として登場する有名なフレーズ。移民には複雑な感情を惹起させるのかも知れない。

ラストはバッドエンド。現在進行形なんだから希望なんて描きようがないのかも。





余談:屋上で若者たちがたむろする場面で、サイードが会話に加わろうとしていた時の話題が「リーサルウェポン」の銃。あれは45口径だった・グロックだった・デザートイーグルだったと全員がハズレを言うのが面白い。メル・ギブソンがリーサルで所持してたのはベレッタM92なんだけど、実はこの「憎しみ」にも登場しています。差別主義者の警官がヴィンツに押し付けていたのがそれ。偶然かも知れないが、ベレッタが「警官の銃」の象徴として機能してるんですね。
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