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2026年10月24日22:45

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土曜ギリギリ日記820:悪漢警部補:東京

東京、新宿…
元本庁の組対刑事で、今は所轄に飛ばされている警部補・矢吹。昔は「青龍会」とズブズブで羽振りが良かったが、青龍会解散後はヤクとバクチにハマり、台湾マフィアに借金して落ちぶれている。ある日、歌舞伎町のラブホでヤクザが首を折られて殺され、続いてシングルマザーがバラバラに刻まれて子供が行方不明になる事件も発生した。矢吹はバラバラ事件の捜査チームに組み込まれることになるが、それはおそらく、被害者の元夫で最有力容疑者である石塚が元「青龍会」で、矢吹とは近い存在だったせいだ。ヤクザの首折り殺しの方も新たな被害者が出て、石塚が昔の兄貴分・上原もミンチにして逃亡を続けるなか、今度は所轄にFBIの女捜査官グエンが現れた。次期副大統領候補である議員の娘・ミーガンを探したいらしい。スシと麻薬が大好きなミーガンが異国でスキャンダルを起こしたら、父親の選挙に響くというわけだ。グエンは矢吹をパートナーに指名し、ミーガンを捕捉するべく東京のアンダーグラウンドに潜っていく…


「バッド・ルーテナント:トウキョウ」


以下、全日本ネタバレ団子愛好会。


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本作、ハーベイ叔父貴の「バッドルーテナント」のリメイクでもなく、世界線が繋がっている訳でもない。ただ、エッセンスは同じ。子供の送迎し終えた途端にヤクを決めるオマージュに始まり、カネのため事件解決に奔走するという流れも似てる。ただキリスト教は一切絡んでこない。日本にも「犬、走る」というバッドコップものの佳作があり、今回はそのアップデート版と言える。もっとも劇中のセドリック同様に、ちと古臭い印象は拭えないけどね。

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本家と違う特徴は、キャラクターたちの二面性を見せているところ。石塚って男、死体を肉団子にして鳥の餌にする手口からどんなサイコ野郎かと思いきや、何と孤児院の子たちと恋人を守り抜くまともな奴だったし、淫乱卓球風俗嬢・亜矢子は普通に母親の顔も持っていた。そしてミーガンは可愛い顔してハードパンチャーの怪力だったね。矢吹は堕ちるとこまで堕ちているクズの悪党だが、前半は妻子を気にかける家庭人の顔を見せ、後半はバディの将来を考え刑事の顔になる。そのアンビバレントを楽しむ映画と言えるかも。
確かに「殺し屋1」に比べればマイルドだし、事件解決のカタルシスもないしで、フツーの娯楽映画を期待した人や全盛期の三池映画のゴアを期待した人はガッカリかもだが、俺はまあまあ気に入った一本。リリー・ジェームズ頑張ってたし、まあまあ良いっすよ。まあまあ。

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