オレゴン州ポートランド…
FBIポートランド支局のサイバー捜査官ジェニファー・マーシュは、8歳の娘アニーを育てるシングルマザー。育児のため夜間シフトで働き、詐欺メールのアカウント特定や有害サイトの閉鎖などを相棒のグリフィンと共に行なっていた。ある夜、市警の依頼で怪しいサイトkillwithme.comにアクセスしてみると、首輪付きの猫が虐待されるライブ映像が出た。閉鎖を試みるジェニファーだったが、他のサーバーに瞬時にコピーされ、止めることは不可能だった。数日後、同サイトに拘束された中年男のライブ映像が出現。浅く胸を切られ鼻血を出しているが、静脈に抗凝固剤の点滴が入っている。閲覧数が上がると滴下速度が早くなる仕組みだ。ジェニファーたちがなす術もないままアクセス数が伸びて男は亡くなった。キルバーンという大学生が掲示板でkillwithme.comを宣伝していたのも一因だ。だがグリフィンが調べると、キルバーンが既に病死していたことが判る。犯人が他人のアカウントでサイトを世間に広めたわけだ。
被害者ミラーはヘリパイロットで、遺体は後日、ネット規制反対派議員の家に遺棄されているのが見つかった。ジェニファーは市警刑事ボックスと組み捜査本部の責任者となるが、全く手がかり掴めないまま第二の犠牲者が出てしまう。2人目はTV局のリポーターだが、ミラーとの関連性は薄く、犯行は無差別と考えられた。一方グリフィンは、キルバーンの所有していたネット画像からある手がかりを見つけ出して…
「ブラックサイト」
ダイアン・レイン主演のサスペンス。監督は90年代末から2000年代初頭に活躍した職人グレゴリー・ホブリット。一見「午後ロー」的なあっさりしたサスペンス映画なのに、被害者たちの関連性と、アクセス数と連動した殺人機械の意味が判ったときのスッキリ度が高い。製作が18年前でスマホやAIの台頭以前だけどPCハッキングに古さを感じないし、テンポも描写も悪くない。いい感じの熟女になったレインさんも魅力的で、オチの切れ味も最高。危険で残酷なものをすぐにネットで消費する時代への警鐘となる作品だったが、見事にいま、犯人が語った通りの世の中になっている。
ちなみにこれ、人生で初めて映画序盤で席を立った作品。2008年4月、銀座シネパトスで観てたんだけと、急に職場から呼び出されて泣く泣く劇場を後にしたんです。今回初めてしっかり観られて良かった^_^
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