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2026年10月01日07:49

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水曜クビ×4日記1525:獣映画二本



とある地方都市…

ネットカフェでバイトする大学生・寛治は、精算せずに出て行ってしまった客のブースをあらためた。そこには大きなボストンバッグが残されており、中には札束が詰まっていた。貯金もなく、認知症が進んだ祖母の世話もしなくてはならない寛治がネコババを決意するのに時間はかからなかった。

所轄署生活安全課の刑事・江波戸は、暴力団「郷田組」から5000万を借りたものの返済できなくなり、追い込まれている。そんな時、東京に住む同級生・鴨井から、25億の横領容疑をかけられたと泣きつかれた。逃亡資金として現金をたっぷり持つ鴨井を懐柔しようと、こちらへ呼び寄せた江波戸だったが…

人妻風俗で働く美奈は、借金&夫のDVという二重苦に喘いでいる。常連客を使って夫を殺害し保険金を得ようとした彼女だが、思わぬアクシデントで窮地に陥ってしまう。そんな彼女に助けの手を差し伸べてくれた「謎の女」。底辺で生きる女性たちに強さを説く彼女の正体は…


「藁にもすがる獣たち」


以下、「ネタバレさん、弾はまだ残っとるがよぅ」



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最初に映画化された時は、割といかにもな韓国ノワールだなと思ったが、こちらはだいぶ雰囲気が明るい。が、明るいのはあくまで雰囲気だけで中身はやはり殺伐としているし、キャラは全員非常識で同情の余地がない(かろうじてMEGUMIだけは、まぁ)。冒頭から東映マーク推しの姿勢で妙に懐かしい感触だったが、生花マッチョがクルマの屋根に飛び乗ってから腑に落ちた…こりゃ鈴木則文イズムだわと。バカバカしくてリアリティを完全に無視する展開に、心の中で拍手しちゃったよ。オチも綺麗だし、火事の最中に消防車見ちゃったら確かに笑うしかないよね。城定監督のノワールはやはり面白いし、東映との相性は白石監督より上かもと思った次第。




余談1…劇中でがっつり映るのは一作目の「仁義なき戦い」。深作映画リスペクトと見せかけて、このオフビートは鈴木則文という懐かしい東映の匂いに大満足でありました。

余談2…もし家族が認知症かと思ったら、手をこまねいていないで(動画配信とかあり得ないから)地域包括支援センターに連絡してケアマネに面会、介護認定の手続きを。それくらい、GoogleのAIモードが秒で教えてくれるよ、鈴鹿くん^_^

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アラスカの奥地を飛ぶフロート付セスナ…操縦するのは退役した陸軍先任曹長ジェームズ・ベルモントで、傍らには元K-9のジャーマンシェパード〈オーディン〉がいる。あるアクシデントから機が墜落し、2人は救援が呼べる道路まで険しい道を徒歩で移動することに…


「ハート・オブ・ビースト」



以下、「最後の任務だ。ネタバレを探せ」


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デビッド・エアー監督、ブラッド・ピット主演でデイミアン・チャゼルが製作に噛んでいる。「ただ歩くだけの映画」だが、命がけでただ歩くだけの映画がどれだけエモーショナルかを今年の俺たちは「ロングウォーク」で学習しているから、舐めずに鑑賞した。

ロケーションの素晴らしい映像と明らかに合成・セットと判るシーンの差が大きく、若干冷める部分があるものの、秀作であることは間違いない。シンプルなプロットの中で、ヒトと犬の強い絆を直球で描き出す極上のセンチメンタリズム。ラストのスタンド・バイ・ミーもベタ過ぎて一周回って感動的で落涙必至、ダメ押しの「手紙」も泣きの起爆剤になっていたな。犬派だろうが猫派だろうが、ペットの飼育歴が無かろうが、誰の心にも響くという点で価値ある一本だと思う。兵士から少女へと飼い主がバトンタッチするのも戦争→平和への移行を示唆しているようで巧かった。

今年はワンコ活躍映画がやたらと公開される年だが、本作は真打ちと呼んでよかろうかと。ぜひ。


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