ニューヨークのアパートメントから引越しをしたエバーハート家。落ち着いたのは、コネチカット州のステップフォードビレッジにある一軒家である。そこは閑静で治安もよく、エリート層が多い住宅街だ。夫ウォルターは弁護士で、妻ジョアンナは育児の傍らカメラを構えるセミプロの写真家だった。いい環境で安心したジョアンナだが、何日かして次第にこの地域が「ちょっと変」なことに気づき始める。夫たちが謎のクラブ活動をしていて、妻たちはひたすら家事に夢中。しかも彼女たちは過度に夫への愛情を口にして主体性がまるでないのだ。時代遅れすぎると感じたジョアンナは、同じく越してきたばかりの主婦ボビーと共に、妻たちの社交クラブを立ち上げようとするが…
「ステップフォード・ワイフ」
世間的にはニコール・キッドマンの方が有名だけど、こっちが最初の映画化作品。ダイアン・キートンら製作者が意図した女優たちに断られまくった挙句にキャサリン・ロスにオファーが来たみたいだけど、彼女が主演で大正解。70年代らしい明るさと美貌を持ち、特に双眸が特徴的なロスさんにジョアンナ役はドンピシャだと思える。悪役がコロンボの犯人役でもお馴染みパトリック・オニールで、怪しい隣人キャロルが英国人女優だった(しかもブライアン・フォーブス監督が夫)ことで衣装も住民たちの振る舞いもなんか貴族的というかアメリカンな雰囲気が薄いんです。それがこの映画の魅力でキッドマン版との差異の一つ。ラストのスーパーマーケットのシーンなんか震えますね。必見。
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