薬物依存施設で孤立していた青年エリックは、新入りの女の子シェリーと親しくなった。シェリーは街の有力者ローグの秘密を握っており、そのため追われる身であった。ある時、追っ手が施設に現れ、エリックはシェリーを連れて逃亡することに。隠れ家に潜み愛を育んだ2人だったが…
「ザ・クロウ」
以下、今はネタバレ、後でもネタバレ。



プロヤス監督、ブランドン・リー主演のあの作品のリブート。主演はスカルスガルド家四男ビルくんで、監督は「攻殻」のルパート・サンダーズです。
オリジナルでは冒頭からラブラブカップルとして登場するエリック&シェリーですけど、今回はその出会いから恋に落ちるまでの経緯を描き、互いの過去への言及がなされています。これが丁寧過ぎることで、リベンジアクションにシフトするまでが長い長い。逃避行モノとしてもかなり変で、明らかにすぐに見つかるようなとこ…海外行ってる友達の家とか…に潜伏し、クラブに出かけるとか緊張感がゼロ。しかもシェリーが追われる動機になる「動画」はローグにとっては大した内容ではなく(あれだけ財力あればマスコミやネットに出ても潰せるだろうし)、そもそもシェリーが死ぬ理由がとても曖昧。単純に母が生贄として差し出した、にすりゃいいんだよ。エリックが「純粋な愛」をキープできなかったのか冥界に行ったり現世に戻ったりを繰り返すのもウザい。バスタブで復活してからやっと本領発揮になるのは、さすがに待たせすぎです。ロジックの詰めが甘くてテンポが悪いことで、かなり残念な出来と言わざるを得ませんな。主演2人は凄い魅力的なのに…残念といえば、エリックが頼る友人の部屋にかかるポスター。日本映画「風」なテキトーなものだったのが至極残念。あそこは既存のチャンバラ映画かヤクザ映画のポスターにしてくれた方が良かった。サンダーズ監督、そういうとこだよ。「攻殻」が低評価なのは、日本リスペクトが無いからじゃねーか?
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