ベネズエラ上空で旅客機ピマ12便がミサイルで撃墜された。実行したのはテロ組織LFSだ。
〈ナイトエージェント〉として生きるピーター・サザーランドは、FBI副長官モーズリーからイスタンブールに飛ぶよう要請される。先日、財務省金融取締部門〈フィンセン〉のアナリスト、ジェイ・バトラが上司ウォレスを殺してイスタンブールに逃げたという。その身柄確保が任務だ。現地でジェイを捕捉したピーターは、彼が命を狙われていることに気づく。ジェイは先日、フィンセンでの仕事でアメリカの企業・団体が不正送金をしていることを知り、その受け手がLFSであることを突き止めた。これをウォレスに報告したらいきなり銃を向けられたというのだ。殺しは正当防衛だったのだ。ピーターはジェイをニューヨークに護送するが、ジェイはこの不正送金のネタを新聞〈フィナンシャルレジスタ社〉の記者イザベルに既に渡していた。
イスタンブールでジェイから情報を受け取りニューヨークに帰ったイザベル・デレオンは、先輩記者マイクと共に不正送金のネタを追う。ジェイがLFS送金を見つけるキッカケになったのはウォルコットキャピトル銀行の社員タイヴェックが報告した送金記録だった。イザベルとマイクはタイヴェックに面会し、送金者が復員兵支援団体「ヒーローインヒーリング」であることを突き止める。だがこの団体を調べようとした矢先、マイクがバーで突然死し、タイヴェックも殺害されてしまう。何者かが不正送金を知る者全員を抹殺しようとしているのだ…
「ナイト・エージェントS3」
前回ピーターを窮地に追いやった謎の男〈ブローカー〉が再登場。不正融資の黒幕としてまたもピーターに脅しをかけてきます。ピーターとイザベルが共闘して真実を追うテンポよい展開ですね。「子連れ狼」的殺し屋と、ナイトエージェント2号のアダムが個性的。シーズン1に登場したシークレットサービス・チェルシーの物語が別スジで進行し、後半で合流するというカタルシスもあり、やっぱり退屈しませんねぇ。フィンセンとか、スーパーPACなど日本人には馴染みがない用語が出てくるのも勉強になってありがたい。カジノの収益、議員の選挙資金、チャリティーの運用基金など様々な手口で集められるテロ資金がテーマ。アクションとサスペンスだけじゃなく今日的ネタも投入してリアルなスパイドラマにする脚本も見事。でも1番はピーター・サザーランドの人間力。彼の魅力が他のドラマと違う点。オススメです。
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