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2026年02月15日13:51

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ユー!ネクスちゃいなよ配信日記:死刑台のメロディ


Here’s To You,Nicola&Bart…

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1920年、マサチューセッツ州。パーマー司法長官の赤狩りが苛烈となりイタリア移民の労働者たちが大勢検挙されていた。5月5日、急進派コミュニスト・ボーダのクルマに乗っていたニコラ・サッコとバルトロメオ・ヴァンゼッティの2人も警察に尋問されるが、彼らが護身用に拳銃を所持していたのがまずかった。サッコのコルト32が、4月15日に発生した強盗殺人事件と結びつけられてしまったのだ。4月15日午後3時、サウスブレインツリーにある靴工場を襲撃した強盗が2名の命を奪った。その凶器がコルト32だったのである。事件を目撃した工場職員らが面通しで2人を犯人だと認めたため、サッコとヴァンゼッティは起訴され法廷に立つことに。サッコは4月15日当日サウスボストンを訪れており、ヴァンゼッティはプリマスで魚売りの行商に出ていた。どちらにも証人はいてアリバイは強固だが、検事カッツマンは2人が急進派🟰テロリスト予備軍であると陪審員に印象づけ、裁判を有利に運んでいく…


「死刑台のメロディ」


これはもう一つの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。イタリア人目線でアメリカのアンダーグラウンド史を描いたのがレオーネの「ワンス…」なら、こちらは同じ視線でアメリカの司法を描いた作品。舞台は1920年、しかし2020年代でも通じる話なのは誰もが感じるところ。

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サッコとヴァンゼッティを演じる2人…リカルド・クッチョーラとジャン・マリア・ヴォロンテが熱演。2人とも絶妙な強面なのがいいんだよな。そして本作第三の主役は音楽。モリコーネの作品群のなかでも歌唱込みで知名度が高い主題歌「勝利への讃歌」はジョーン・バエズとの共作で、ずっと耳に残ります。
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軽いガンマニアとして興味を惹かれたのは、裁判の争点の一つが拳銃コルト32…コルトM1903の施条痕だった件。同方向に痕がつく拳銃はアメリカ製ではコルト32しかないということでサッコに不利な証拠になるんだけど、犯行に使われたのが実はアメリカ製じゃない銃というのが後の上訴準備調査で明らかになります。それは、ガヴァのコピーで俺は聞き馴染みがあったスペインのスター拳銃。32口径拳銃の歴史に詳しい人が弁護士だったら、この裁判に勝てたかもしれない…いや、組織的にスター拳銃を処分されていたのなら、やはり勝てなかったか。いい線まで行ったトンプソン弁護士に拍手したくなりました。とにかくオススメの一本です。
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